ビジョンの運用・行動指針の浸透
2021/09/17
1 手紙、ブログ、メルマガ、会社報、
経営者が従業員に対し、手紙、ブログ、メルマガ、会社報を書いてみるのもよいでしょう。
経営者として、日々どう考えるのか、行動指針の言葉を用意して説明していきましょう。
2 行動指針に基づいた理由の説明
(1)行動指針を定めて行動指針に基づいて決断します。
経営判断について行動指針(の言葉)を用いてしっかりと説明します。
(2)行動指針ですから、ミッションと、事業計画が混ざっていてもかまいません。
「売上100億突破を目指すから」は、事業計画です。
「マニュアルを作って、仕事のクオリティーを上げていくべきだから」は、ミッションかもしれません。
(3)経営者は自分の判断を、行動指針に基づいて説明していきます。自分の言葉をメモしていき、行動指針を絶えず練り直しましょう。
具体例としてあ、以下の本も参考になります。
谷敏行「Amazon Mechanism (アマゾン・メカニズム) イノベーション量産の方程式」96頁以下
普段の社員同士の会話で、行動指針について言及される程度まで、ビジョンや行動指針を浸透させる必要があります。
3 仕事を依頼するときのルール
仕事を依頼するときのルールとして、仕事の全体像を説明することをルール化させましょう。
その中には、仕事の内容だけでなく、その仕事におけるミッションからの位置付も説明することをルールにしまよう。
4 1on1 ミーティング
(1)会議でも大事ですが、従業員との一人一人のコミュニケーションをとおして、「ミッションに基づく思考・説明」を大事しましょう。
(2)週に1回、上司が部下と直接話す時間を30分程度とります。
(3)上司は9割、部下の話を聞くことに徹します。上司が威圧的に接したり、怒ったりすることは厳禁です。目的は、部下の能動的に動く(思考する)機会を与えて、気付きを与えたり、適切な解決のヒントを与えたりすることにあります。
解決策を伝えるよりも、ヒントを与える形で誘導するのがベストです。
(4)上司は、部下の出した結論ではなく理由に注目し、ビジョン等にそって判断できているか、何度も問うことが必要です。
5 成績評価
個人の評価基準を作成する際に、ビジョンや事業計画を反映させる方法もありますが、実際には具体的な基準を作るまでに時間がかあkります。
実際にビジョン等や行動計画は絶えず練り直す必要があり、個人的にはリスクが高いと思います。
6 CI(コーポレートアイデンィティー)
「CI(コーポレートアイデンィティー) 事例」でインターネット検索をしてみて下さい。
気に入ったのがあれば、やってみてもよいかもしれません。
大企業は、CI(コーポレートアイデンィティー)から始めるのがよいかもしれませんが、中小企業であれば、上記1~4から始めるのがよいでしょう。
7 OKR
もちろん、OKRは有効なので、取り組むべきだと思います。
« 前の記事
個人情報保護法次の記事 »
ゲーミフィケーション