顧客体験による価格を設定する方法
2022/12/23
製品の価値
製品の価値は、以下の3つです。
1 機能的価値
その製品の機能及びこれによって得られる価値である。
2 感情的価値
毎月行っていた10時間の単純作業が1時間で終わったときの、イライラが無くなったときの心理的な価値である。
3 社会的価値
ある仕事を上手くできるようになることで、上司に褒められる等の価値である。
価値の指数の設定
(1)ある製品の価値が増えれば、増えるであろうアプトプットを価値の指標と呼びます。
(2)例えば、動画編集ソフトがあるとして、その動画編集ソフトで作られる動画の本数が増えることは、動画ソフトの価値が増えたことの測定に使えます。
経済価値分析
(1)ヘビーユーザーの時給が3000円だとして、製品を使えば、毎月10時間分の業務を削減できたとする。機能的価値として、3万円。
(2)心理的なストレスが減って、感情的価値として1万円。
(3)上司に褒められて、社会的価値として3万円。
(4)上記の合計が7万円だとして、10分の1だと、その製品を安いと感じるとして、月額7000円に設定する。
顧客体験による価値設定
(1)価値の数値に比例する代金設定をします。
(2)顧客体験側の価格設定として、チェックポイントは以下のとおりです。
①顧客にって、金額の算定が分かりやすいものか。
②価格は、顧客の満足と連動しているか。
③顧客が使えば使うほど、価格がアップするものとなっているか。。
参考
ウェス・ブッシュ「PLG プロダクト・レッド・グロース「セールスがプロダクトを売る時代」から「プロダクトでプロダクトを売る時代」へ」108頁~131頁
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