ダイバーシティーのメリット、デメリット
2022/01/12
ダイバーシティーのメリット
1 人材の活用
(1)例えば、採用段階では、男女比で成績に大きく差はありません。しかし、上層部が男性ばかりだとすれば、公正な評価ができていない。優秀な人材が辞めていること、人材の活用ができていないことを意味します。
(2)多様な価値観を受け入れることで、人材の確保と退職を抑制します。
2 多様な意見の活用
多様な意見を活用すれば、新しい分野の道が開ける可能性があります。
ダイバーシティーデメリット
1 意思決定の遅延
意思決定に時間がかかるリスクがあります。
様々な意見ができると、意思決定に時価がかかるリスクがあります。
2 意思決定が妥協的になる可能性
様々な意見が出た場合に、妥協的な結論に流れがちです。
選択と集中が必要な現代の経営において、意思決定が鈍化するのは大きなリスクです。
ダイバーシティーを進めるために大切なこと
1 男女比の平等を目的としないこと
当初の段階で、男女比率を平等にすることを目的にしてもよいが、それだけであれば、デメリットの方が大きくなりやすいと言われています。
2 ビジョン、パーパスを明確にすること
ビジョン等を明確にして、会社の方向性を明確にしておき、スムーズな意思決定ができる環境整備が必要になります。
3 ダイバージョンの導入目的を明確にすること
ダイバーシティーの導入目的を明確にし、指標を設定し、その効果を検証していくことが必要です。
参考
ハーバードビジネスレビュー2022年2月号 74頁以下
ハーバードビジネスレビュー2021年10月号 10頁以下
ハーバードビジネスレビュー2021年10月号 94頁以下
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