カルトのような文化・ハードワーク
2022/06/02
ビジョナリーカンパニー
(1)ジム・コリンズ(著) 山岡洋一(訳) 「ビジョナリーカンパニー」 では、偉大な会社の特徴として、「カルトのような文化」という言葉が使われています。
(2)社員が少なからず、ビジョン(会社)に心酔し、全力で仕事に打ち込むことが必要だという意味でしょう。
高い目標設定
(1)社員エンゲージメントとは、社員が仕事を楽しみ、意欲的に仕事ができる環境・関係です
(2)社員が仕事に没頭できる環境を作る環境を作る概念であり、楽な職場環境を意味するものではありません。
(3)逆に、高い目標設定をするためには、メンバーがビジョン(会社)に心酔し、全力で仕事に打ち込むことが不可欠です。
1 ビジョンの設定と、ビジョンに従った会社の運営
(1)日々の業務の工夫が、積もり積もれば、大きな社貢献になる(社会的意義を果たせる)ことを説明するビジョンを設定し、会社がそのビジョンどおりに一貫して運営されていれば、社員は仕事に全力を尽くすことに幸せを感じれます(従業員エンゲージメント)。
2 ハードワーク
(1)負荷のかかる仕事場であれば、ついてくる者とついてこない者に分かれます。崇高な仕事(やりがいある仕事)であるが、負荷のかかる(大変な仕事)職場では、結局、そこについていく人々だけのこります。
(2)結局、そのような環境では、同一の価値観を持ち、猛烈に働く同志の集まりになります。
3 長時間労働を防ぐ
(1)きつい仕事であっても、肉体的にきつい仕事であってはいけません。
(2)理想的な仕事場とは、高い目標設定がされ、その目標設定をチェックされる職場です。
4 バーンアウトを防ぐ。
(1)燃え尽き症候群(バーンアウト)を防ぐためにも、対応が不可欠です。
メンバーの重要性
(1)企業においては、メンバーの選定は重要な要素です。
(2)もちろん、採用基準を厳しくする方法もあります。これに対して、高い目標を設定して、追れこれない社員は自然と脱落していく形で淘汰する方法もあるということです。
参考
田中成省「ワタミの理念経営」
理念経営によって、人を引き付けるとはどういうことか、実感を持てる書籍です。
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