心理的安全性
2022/05/05
心理的安全性
(1)組織内で、目標のためにメンバーが率直な意見を言える環境を心理的安全性といいます(正確な定義ではありません)。
(2)グーグルが生産性の向上に役立つと発表し、注目されている職場の心理状態です。
心理的安全性を支える要素
(1)心理的安全性の構築には、①「自分が困ったときには会社(職場のメンバー)が助けてくれる。会社(職場のメンバー)は自分を裏切らない」という信頼(感情的信頼)と、②この人に仕事を頼めば大丈夫という仲間がいる(認知的信頼)が必要です。
参考
ハーバードビジネスレビュー2023年3月号43頁
心理的安全性と挑戦
(1)心理的安全は活発な意見交換の土台です。他人と対立するような意見を言っても嫌われることはない、という信頼関係が必要であるからです。
(2)心理的安全性は挑戦の土台です。挑戦して失敗しても、肯定的評価してくれるという、という信頼関係が必要であるからです。
心理的安全性と高い目標
(1)心理的に安全な組織とは、アットホームな職場のことでも、誰にも注意されない組織ではありません。
(2)メンバーが率直な意見を交換して高い目標を達成することもできます。心理的安全性は、高い目標設定と矛盾しません。逆に、高い目標設定をするためには、メンバーが知恵を出し合って難易度の高い仕事を遂行すること(心理的安安全性)が不可欠です。
心理的安全性を構築する方法
ビジョン、行動指針
心理的安全性を構築することも、ビジョン・会社の行動指針にすべきです。
人事評価や、社員教育
(1)心理的安全性を確保することを人事評価や、社員教育の一環として組み込むことになります。
(2)部下の立場で上司を評価することも必要になってきます。
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