心理的安全性と、ミスの報告
2022/02/24
心理的安全性
(1)組織内で、目標のためにメンバーが率直な意見を言える環境を心理的安全性といいます(正確な定義ではありません)。
(2)グーグルが生産性の向上に役立つと発表し、注目されている職場の心理状態です。
ミスの報告と、心理的安全性の関係
(1)心理的に安全な組織とは、アットホームな職場であることでも、誰にも注意されない組織ではありません。
(2)心理的に安全な組織とは、組織のために、他人とは異なる意見を発言しても、挑戦しても、失敗しても、不利益を受けないと約束もしくは、そのような不安がない状態のことをいいます。
(3)メンバーがミスを報告することで、対策を練ることを可能にします。
メンバーが知恵を出し合って難易度の高い仕事を遂行するために、必要な前提と考えられ始めています。
心理的安全性 のルール化
心理的安全性をルール化するとすれば以下のようなものとなるでしょう。
(1)ミスが分かったら直ちに報告する義務があります。これを隠匿する行為は許されません。
(2)悪質のミス、故意のミスを除いて、ミスの告白者は処罰されません。
(3)ミスの告白を受ければ、全員でミスの告白を称賛しなければなりません。
(4)ミスについては徹底的に原因を議論し、再発しない仕組み作りを検討します。
(5)会社(業務)をよくする目的ではなく、メンバーの人格を否定するだけの発言は許されません。
参考
石井 遼介「心理的安全性のつくりかた」
ミッション
心理的安全性を確保することも、ミッション、もしくは、企業の行動指針として取り入れる必要があります。
人事評価や、社員教育
(1)心理的安全性を確保することを人事評価や、社員教育の一環として組み込むことになります。
(2)部下の立場で上司を評価することも必要になってきます。
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