ダイバーシティー(バイアスを取り除く)
2021/11/28
潜在的の偏見(バイアス)
(1)ハーバードビジネスレビュー2021年12月号80頁以下で、潜在的の偏見(バイアス)の指摘がされています。
(2)女性の活躍を正当に評価するには、積極的な取り組みが必要であることが指摘されています。なぜなら、人間は意識していない偏見(バイアス)があり、平等に評価するという観点だけでは、結果的に平等に評価できないからです。
(3)以下は、私見を述べます。
積極的な施策
上記の論文でも、例えば、女性は自己アピールする傾向が弱いという指摘がされています。そこで、成績評価において、自己評価欄を削除したり、会議での発言において、参加者の発言回数を確保するために、発言数を少ない社員にまず意見を言ってもらったりすることで、女性の評価が向上したことが報告されています。
女性の能力
採用段階では、男女比で成績に大きく差はありません。しかし、上層部が男性ばかりだとすれば、公正な評価ができていない。優秀な人材が辞めている。人材の活用ができていないことを意味します。
固定概念の打破
女性がする仕事ではないという職種で女性社員が成功していれば、これを社内に周知することも効果があるだろう。
効果測定
会議での発言回数、研修への参加率、男性と女性の代謝率、育休後の復帰支援、職種ごとの男女比率など、効果測定して、現状を数値化する。
少数での話し合い
職場ごとに少人数で、改善策を話し合います。職場単位で全員を巻き込んで取り組むことが大切です。
継続的な取り組み
トライ&エラーによる継続的な取り組みを行うことによってはじめて、女性の活躍を正当に評価することが可能になります。
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