Z世代
2022/02/14
Z世代
(1)Z世代は、X世代、Y世代に次いで、1995年以降に生まれた世代をいいます。
(2)大卒の入社5年目までの世代はこの世代にあたります。
(3)Z世代は、受け身なテレビなどではなく、スマホを使ってSNSやAmazonのレビューから積極的に情報収集します。活字より動画を好みます。お金よりも、(社会貢献を含んだ)生きる意味、働く意味を重視します。
(4)世界人口でいえば、約32%を占めます。
消費者としてのZ世代
(1)「YouTube」「Instagram」や、レビュー等で情報収集します。Z世代にアプローチする場合には、これらに対する対策が不可欠です。
(2)コスト・パフォーマンスを重視するので、SNS等を活用して「本当に良いと思えるもの」であることをアピールできれば、ブランドに拘らずに購入をしてくれます。
(3)自分らしさを表現することに役立つアイテムにはお金を掛けます。差別化(個別化)のある商品、サービスの開発が必要です。
(4)新しい体験、感動をもたらしてくれる商品、サービスを好みます。
採用、マネージメントとしての注意事項
(1)仕事後の飲み会や、残業を嫌います。プライベートの充実(残業のない職場)、働き方についても多様性等を大切にします。
(2)給与額以上に、会社のビジョン等を大切にします。自分の働く意味を働く意味を会社が説明してくれることを望んでいます。
(3)ブランドに誇示しないため、大企業でなくても、「社会的に意義があり成長を見込める」企業には注目してくれます。
(4)「仕事のやり方は盗め」というやり方は好みません。会社から、「仕事のやり方」や、「キャリアの形成の仕方」、「仕事の意義」について説明してくれること、上司から積極的にミュニケーションを取ってくることを求めます。
会社としての心得
(1)世代によって価値観が異なるのは当然です。自分の価値観を押し付けず、新しい世代との間で、新しいコミュニケーションを確立していくことが必要です。
(2)新しい世代に話を聞いて、企業としては彼ら彼女らが求めることを積極的に取り入れる必要があります。
(3)マーケティングでは、SNSマーケティングという手法があります。
(4)マネージメントでは、動画による教育システム、1on1等の新しいスキルが必要になってきます。
(5)今までのでのやり方が通用しないことを理解したうえで、企業は新しいことを吸収し、試行錯誤で取り組むことが必要になります。
参考
ビジネスガイド2022年3月号69頁以下
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