相談窓口の設置
2021/04/04
相談窓口の設置
〇内部での相談窓口を設置するか、外部に相談窓口を設置するかを決めなければなりません。
〇外部に依頼する場合には、弁護士等の専門家を検討します。
〇会社の一部門を相談窓口にする場合には、担当する社員の社員教育が必要になります。
パワハラの対応の難しさ
パワハラ対応には3つの難しさがあります。
一つは、上司から部下への指導との区別がつきにくいことです。
二つは、パワハラを訴えている社員に問題があることもあり、慎重な判断が必要になることです。パワハラは上司と部下という人間関係の問題であり、一方だけに問題があるわけではありません。
三つは、社員がメンタルヘルス(精神疾患)を訴えるケースがあり、慎重な判断が必要です。社員が自分の判断で休職を申し出るケースでは、休職を認めることになりますが、頑張って出勤しようとした場合に、どこまで休職を勧めるかは微妙な問題です。プライバシーの問題もあり主治医の話を聞きに行けるか、本人が出社の意向を示しているのに休職を命じられるか、命じた場合の生活保障をどうするか問題となります。
パワハラの申告があったあった場合のルール
窓口を設置するだけでなく、パワハラの申告があった場合の対応するルールの制定が必要です。
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