事業計画と進捗管理
2021/08/14
初めに
簡単な事業計画の管理方法について解説します。
数字目標ではなく、行動目標に重きを置く
(1)事業計画に売上目標は無くてもよい。もちろん、あったほうがよい(笑)。
事業計画があっても、メンバーが明日何をするべきか(行動目標)の方が大事です。
さらに、各人がその行動目標を達成しているかを管理することの方がより重要です。
どの点を改善していくかは、優先順位の問題です。数字目標がなくても、どれから手を付けるべきかは明らかなことが多いです。
(2)私見としては、事業計画は、①各人に最適なタスクを振り分けることと、②週一の30分会議で確認することに重きを置いた方がよいと思います。
メンバーのタスク
(1)事業を進めるにあたっては、メンバーにタスクを振り分けることになります。
(2)どの仕事を誰に任すかは、リーダーの腕の見せ所である。
(3)各人がどんなことでモチベーションを高めれるのか。その仕事を任すことが、そのメンバーにとって、キャリアップになると説明できるか、ということも考えなければなりません。
週一会議の内容
(1)リーダーが、タスクをこなさないと話が進みません。リーダーは率先してタスクをこなす必要があります。
(2)週一会議によって、各人のタスクの進捗を確認します。
このときに、メンバーの不達成については叱ってはなりません。単に確認するだけに止めます。
(3)各メンバーへのタスクの振分けが適切かを確認し、適宜、タスクの振分け等をやり直します。
週一会議の時間
(1)週一会議の時間は30分と決めています。
(2)会議は長引くとだれます。担当者の準備不足を感じたら、議題から外して、後日個別に連絡して話し合います。
(3)各人のタスクの進捗の報告と、タスクの振り直しだけであれば、30分で終わります。
週一会議の目的
(1)事業計画の業務をこなすことを、メンバーの習慣化させることです。
(2)事業計画の業務の多くが、現場の業務とは異なりプラスアルファー業務となって、後回しにされがちです。
(3)メンバーのやる気を引き出すためにも、未達を責めてはいけません。ただ、未達を確認することに止めます。
(4)毎回確認することで、本人のやる気を誘発させます。
習慣化で動き出す
(1) メンバーの行動が習慣化されて、やっと会社は動き始めます。
(2)習慣が変れば、人生が変わります。
リーダーの仕事をしましょう。
(1)他人に無理やり仕事をさせることはできません。
(2)リーダーができる仕事は、メンバーの進捗を確認することと、不都合があれば、その分量や、担当を調整することだけです。
(3)なぜ、メンバーがやらないのか悩んだり、感情的になってはいけません。
(4)リーダーは、ビジョンを示し、適切な人物に適切な分量・質の仕事を割り当て、その進捗を管理、不都合があれば、仕事の割り振りを再調整することだけです。
メンバーを信頼し、何度も何度もチャンスを与えるのが仕事です。
(5)感情的にならない。威圧的にならない。不安な顔を見せない。メンバーに対して、リスペストを忘れない。感謝とコミニケーションを絶やさない。それが一番大事です。