ダイバーシティーの推進と課題(意見の多様性)
2023/06/26 更新
ダイバーシティー
(1)ダイバーシティーとは、多様性という意味です。
(2)会社の経営者、管理職、社員に、女性、高齢者、障害者、外国人などの多様な人材がいることを意味します。
数の多様性と、意見の多様性
(1)ダイバーシティーへの取り組みの目標は、多様性です。多様な見地で物事を見るとことで、様々な気付きを生むことです。
(2)メンバーに多様性があったとしても、会議での発言に多様性がなければ、多様な見地で物事を見ることはできません。
(3)しかし、議論の場で、多数派の意見とは違う立場で意見をいうことにリスクを感じたり、多数から反感を受けるであろう発言をすることにリスクを避けようとするのは人間心理としては当然です。
例えば、女性の管理職は、男性上司の反感を恐れて、女性の支援活動とは距離を置くかもしれません。(ハーバードビジネスレビュー2021年9月号98頁参照)
会議のリーダーが多様な意見を求め、会議に参加した者が自分が思ったことを発言し、会議のリーダーがこれを称賛する環境がなければ、多様性は機能しません。
参考
ハーバードビジネスレビュー2022年10月号4頁以下