【弁護士に依頼するメリット】放置するとChatGPTなどの生成AI検索へも悪影響が波及し、風評被害が深刻化します。ITプラットフォームや海外企業との交渉に精通した弁護士に依頼することで、規約や法的根拠に基づいた確実な削除要請が可能となり、迅速な非表示化と二次被害の防止を実現できます。
Bing(マイクロソフト)のサジェストに表示される風評被害の実態
パソコンやスマートフォンの標準ブラウザとして利用者が急増している「Bing(ビング)」。マイクロソフト社が提供するこの検索エンジンには、Googleと同様にユーザーが入力しそうなキーワードを予測して表示する「サジェスト機能」や、検索結果の下部に「関連キーワード」を表示する機能が備わっています。
この便利な機能に、もし会社名や個人の実名と並んで「詐欺」「ブラック」「逮捕」「悪質」といったネガティブな言葉が表示されたらどうなるでしょうか。実際に検索したユーザーは、その内容が事実であるかどうかにかかわらず、「この企業は危険だ」「この人物には問題がある」という強烈な先入観を持ってしまいます。
Google対策は行なっていても、Bingへの対策が手薄になっている企業や個人は少なくありません。しかし、Windowsの標準設定やAI機能の統合により、Bing経由のアクセスは決して無視できない規模になっています。放置すれば社会的信用や売上の低下に直結するため、迅速な非表示化の措置が必要です。
Bing検索のサジェスト・関連キーワードの仕組みと特徴
Bingの検索候補や関連キーワードは、主に以下のような要素をアルゴリズムが自動的に収集・算出して表示しています。
- 多くのユーザーによって頻繁に検索されているキーワードの組み合わせ
- SNSやインターネット上のニュース、ブログ等で話題になっている言葉
- 特定の個人や法人に関連づけて急激に検索ボリュームが増加したワード
Googleの仕組みと非常に似ていますが、Bing独自のクローラーやアルゴリズムが採用されているため、Googleでは表示されなくてもBingでは悪質なサジェストが残っている、あるいはその逆のケースが多々発生します。そのため、検索エンジンごとの特性を理解し、それぞれ個別に削除や非表示の対策を講じる必要があります。
ChatGPTなど生成AI検索への影響と危険性
近年、Bingは高度なAI技術(Copilotなど)と深く統合されており、検索結果の生成や要約にAIが全面的に関与しています。ここに深刻なリスクが潜んでいます。
Bingのサジェストや関連キーワードに根拠のない誹謗中傷が表示されている場合、AIがその情報を「関連性の高い事実や世間の評価」として学習・参照してしまう恐れがあります。その結果、AIによる検索要約やチャット形式の回答において、あたかも事実であるかのようにネガティブな情報が生成され、ユーザーに提示されてしまうのです。
従来の検索エンジン以上に、AIはユーザーに強い信頼感を与えるため、風評被害の拡散力も桁違いになります。AIによる二次被害、三次被害を未然に防ぐためにも、大元のBingサジェストを早期に非表示化することが急務となっています。
マイクロソフト社に対する削除申請・非表示化の手順
Bingに表示される不当なサジェストや関連キーワードを削除したい場合、マイクロソフト社が用意している専用のサポート窓口や報告フォームを利用して申請を行います。
具体的なステップは以下の通りです。
- 権利侵害箇所の証拠保全
問題のサジェストが表示されている画面のスクリーンショット(日時やURLが確認できるもの)を必ず保存します。 - 公式サポート窓口へのアクセス
マイクロソフトのプライバシーポリシーやヘルプページ、不適切なコンテンツの報告フォームにアクセスします。 - 申請フォームの入力
どのキーワードがどのような理由で権利を侵害しているのか、名誉毀損やプライバシー侵害に該当する根拠を明確かつ論理的に記載します。感情的な主張ではなく、客観的な事実と法律上の問題点を伝えることが採用率を高めるポイントです。 - 審査と非表示対応
運営側で審査が行われ、規約違反や権利侵害が認められた場合、サジェストから該当キーワードが非表示、または削除されます。
しかし、個人の力で海外企業であるマイクロソフト社と交渉し、法的な正当性を認めさせるのは容易ではありません。英語でのやり取りが求められる場合や、機械的な審査によって一度「対応不可」と判定されてしまうケースも珍しくありません。
弁護士に依頼するメリットと法的アプローチ
「何度申請しても削除されない」「自力で対応するのが不安・時間がない」という場合は、ネット風評被害に強い弁護士に相談・依頼することを強くおすすめします。
弁護士を代理人として立てることで、以下のような強力な法的アプローチが可能になります。
- 法的根拠に基づいた精緻な削除要請書の作成
日本の法律(民法上の不法行為や名誉毀損など)に照らし合わせ、なぜそのサジェストが違法であるのかを論理的に構成した要請書を法的文書として提出します。 - 国内外のプラットフォーム事業者への迅速な交渉
マイクロソフトのような巨大IT企業に対しても、弁護士名義で正式な申し立てを行うことで、運営側の対応優先度が変わるケースが多くあります。 - 発信者情報開示請求や損害賠償請求との連携
サジェストを表示させている元凶である「悪質な書き込みの犯人」を特定するための発信者情報開示請求や、損害賠償請求といった根本的な法的措置もワンストップで任せることができます。
サジェスト汚染は放置すればするほど企業のブランド価値を傷つけ、回復不能な損害を拡大させます。検索エンジンの仕様やAIの挙動の変化を常にキャッチアップしている専門の法律事務所へ早めに相談することが、ビジネスや個人の尊厳を守るための最も確実な近道です。
夕陽ヶ丘法律事務所では、Bingを含む各種検索エンジンのサジェスト対策から発信者特定まで、豊富な実績を持つ弁護士が親身に対応いたします。風評被害でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。