突然、相手の妻から「夫と不倫相手であるあなた」を同時に提訴するという通知が届いた場合、多くの方がパニックに陥ります。しかし、あなたが「相手が既婚者であることを全く知らなかった」のであれば、法的には戦う余地が十分にあります。
独身偽装による不貞の法的性質
不貞行為に基づく慰謝料請求が成立するためには、相手が既婚者であることを認識しながら関係を持つという「故意または過失」が必要です。もし、相手が独身であると偽り、あなたがそれを信じるに足る正当な理由があった場合、法的には「不貞の故意」が否定されます。
妻側は、夫とあなたを共同被告として提訴することで、連帯責任を負わせようと画策します。しかし、あなたに過失がないのであれば、あなた自身の責任を否定し、請求を棄却させるための主張を展開しなければなりません。
請求を棄却するために準備すべきこと
あなたが「既婚者であることを知らなかった」ことを証明するためには、客観的な証拠と論理的な主張が必要です。以下のポイントを確認してください。
- 相手が独身であると説明していたLINEやメールの履歴
- デートの頻度や時間帯(土日祝日や夜間に制限がなかったか等)
- 相手のSNSやプロフィール画面のスクリーンショット
- 相手が既婚者であると疑うべき事情がなかったことの立証
これらの証拠を整理し、相手が周到に独身を装っていた状況を具体的に説明することが、勝訴への鍵となります。
まとめ:既婚者と知らなかった場合は毅然とした対応を
相手の妻からの突然の提訴に対し、恐れをなして安易に示談に応じる必要はありません。夫側が独身を偽っていたのであれば、それはあなたの正当な防御理由となります。客観的な証拠を揃えて「故意・過失がなかったこと」を法的に主張し、自身の権利を守るための適切な対応を取りましょう。