【自己判断せず弁護士による無料診断の活用を】「屋外だから対象外」「直接扱っていないから無理だ」と自己判断してしまうと、最大1,300万円の給付金を受給できる権利を逃してしまう恐れがあります。特に死亡後20年の除斥期間(時効)という時間制限もあるため、ご自身の就労歴や職種が該当するか不安な場合は、労災や石綿救済法、国家賠償請求訴訟を含めた豊富な実績を持つ弁護士による無料診断や資料調査を活用し、早めに専門家のサポートを受けることを強くおすすめします。
建設アスベスト給付金を国に請求するためには、いくつかの厳格な要件をクリアする必要があります。その中で最も重要となる基本要件の一つが、「特定石綿ばく露建設業務」への従事実績です。
ご自身や亡くなったご家族が、過去にどのような作業を行っていたかによって、給付金を受け取れるかどうかが決まります。ここでは、法律上の定義や、具体的にどのような作業が対象になるのかを分かりやすく解説します。
「特定石綿ばく露建設業務」の法的な定義
建設アスベスト給付金制度(特定石綿被害者等に対する給付金の支給に関する法律)において、「特定石綿ばく露建設業務」とは、一体どのようなものを指すのでしょうか。
法律上、以下の要件を満たす建設業務に従事していた期間が対象となります。
- 期間の要件: 昭和45年10月1日から平成16年9月30日までの間に就労していたこと
- 場所の要件: 主として屋内、あるいは一定の条件を満たすトンネル等の場所において作業を行っていたこと
- ばく露の要件: 石綿(アスベスト)の粉じんにさらされるおそれのある作業に従事していたこと
屋外での作業であっても、一定の閉鎖された空間や、周囲に石綿粉じんが充満するような状況で作業を行っていた場合は対象に含まれることがあります。そのため、「屋外だから対象外だろう」と自己判断せず、専門家に相談することが極めて重要です。
対象となる具体的な建設作業と職種
「石綿にさらされるおそれのある作業」とは、具体的にどのような作業を指すのでしょうか。建設現場では、多種多様な職種の職人や作業員が働いていましたが、アスベストを吸い込んでしまうリスクが高い作業は以下のように多岐にわたります。
1. 石綿の吹き付け作業
耐火や断熱、吸音などの目的で、ビルやマンション、工場などの鉄骨や壁、天井にアスベストを吹き付ける作業です。この作業に直接従事していた方はもちろん、同じ現場で周囲にいた方も高濃度のアスベストを吸い込んでいる可能性が高く、主要な対象となります。2. 石綿含有建材の切断・加工・穴あけ作業
天井材、壁材、床材、断熱材、屋根材など、アスベストが含まれている建築資材(石綿含有建材)を手工具や電動工具(グラインダーや丸ノコなど)を使って切断したり、削ったり、穴をあけたりする作業です。これらの作業では激しい粉じんが舞い散るため、非常に危険性が高くなります。3. 建築物・工作物の解体・改修作業
古いビルや家屋、プラントなどの解体工事やリフォーム(改修)工事に伴う作業です。すでに使われているアスベスト含有建材を壊したり、取り外したりする際、粉じんが空気中に大量に放出されます。解体工事業に従事していた方はもちろん、内装工事や設備工事に関わっていた方も対象となり得ます。4. 粉じんが飛散する場所での周辺・補助作業
直接自分で石綿を切ったり吹き付けたりしていなかったとしても、「石綿の吹き付け作業が行われている屋内で別の作業をしていた」「他の職人が切断しているすぐ近くで資材の運搬や清掃を行っていた」という場合も、特定石綿ばく露建設業務に含まれます。建設現場では他職種との同時作業が多いため、この「間接的なばく露」を見落とさないことが大切です。主要な対象職種の例
上記のような作業を行っていた場合、職種としては以下のような方々が対象となり得ます。
- 大工・内装工: 石綿含有のボードや断熱材の取り付け・切断作業
- 解体工・土工: 建造物の解体、撤去、破砕作業
- 塗装工・防水工: 石綿を含む塗料や断熱材の塗布、下地処理作業
- 電気工・配管工: 壁や天井に穴をあけて配線・配管を通す作業
- 左官工・タイル工: モルタルや断熱材の施工に伴う粉じん作業
- その他現場作業員: 現場での資材運搬や清掃など、粉じんにさらされる環境にいた方
「自分は専門の職人ではなく、雑工作業や手伝いが中心だった」という場合でも、業務実態として粉じんを吸う環境に長期間いたのであれば、給付金請求の要件を満たす可能性があります。
給付金請求に向けた実務上のポイント
ご自身やご家族の過去の作業が「特定石綿ばく露建設業務」に該当するかどうかを証明するためには、客観的な証拠を集める必要があります。
労働者手帳や雇用契約書の確認
当時交付された労働者手帳、雇用契約書、賃金台帳、源泉徴収票などは、就労期間や事業所を証明する強力な証拠となります。建設会社(元請け・下請け)の資料
当時の給与明細や健康診断の結果、名刺、同僚の証言なども重要な手がかりです。もし会社がすでに存在しない場合や、資料が手元になくても、弁護士が調査を行うことで立証できるケースが多々あります。一人親方や中小事業主の方も対象
建設アスベスト給付金は、雇われて働いていた労働者だけでなく、一人親方や中小事業主として個人で現場に入っていた方も対象となります。雇用形態にかかわらず、要件を満たしていれば国に対して賠償や給付を求めることができます。まとめ:「特定石綿ばく露建設業務」に該当するか迷ったら弁護士へご相談を
特定石綿ばく露建設業務の定義は幅広く、ご自身の記憶や古い資料だけでは判断に迷うことも少なくありません。「このような作業内容でも対象になるのか」「証拠がほとんど残っていないけれど大丈夫か」といった疑問をお持ちの方は、一人で悩まずにアスベスト問題に精通した弁護士法人夕陽ヶ丘法律事務所までご相談ください。
当事務所では、豊富な解決実績をもとに、個別の状況に応じた丁寧なヒアリングと証拠収集のサポートを行っております。初回のご相談は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。
⚠️ 【新規ご相談受付一時停止のお知らせとお詫び】
現在、相談枠の上限に達しているため、当事務所におけるアスベスト(石綿)健康被害給付金・賠償金請求に関する新規個別相談の受付を一時停止しております。ご不便をおかけし誠に申し訳ございません。
- 独立行政法人 環境再生保全機構(石綿健康被害救済制度):
0120-389-931(平日 10:00〜17:00 / 通話料無料) - 厚生労働省 労災保険相談ダイヤル(建設アスベスト給付金等):
0570-006031(月〜金 8:30〜17:15 / ※申請はお近くの労働基準監督署へ) - 法テラス(日本司法支援センター): 0570-078374(平日 9:00〜21:00、土曜 9:00〜17:00)
- 全国の弁護士会 法律相談センター: 全国の弁護士会にて各種法律相談が開設されています。
