給付金を請求するには、母親が感染していないこと(母子感染でないこと)などを証明する必要があります。
B型肝炎・用語集
給付金請求や病状に関する専門用語を、図解付きでわかりやすく解説します。
感染区分・対象者
世代を超えて感染がつながるケース(母子感染など)があります。
給付金を請求するには、母親が感染していないこと(母子感染でないこと)などを証明する必要があります。
未成年の頃に集団予防接種を受けていなくても、母親が一次感染者であれば給付金の対象になる可能性があります。
祖母が一次感染者としての要件を満たしていれば、お孫さん(三次感染者)も給付金の対象となります。
かつては注射器(筒や針)を消毒せずに連続で使用していたため、B型肝炎ウイルスの感染拡大の原因となりました。
病態・治療法
適切な治療を行わないと、病態が進行するリスクがあります。
症状がなくても、要件を満たせば給付金(50万円〜600万円)や定期検査費用の助成を受けることができます。
自覚症状がないことも多いですが、放置すると肝硬変や肝がんへ進行する恐れがあるため、継続的な通院・治療が必要です。
肝機能が著しく低下し、黄疸や腹水などの症状が出ることがあります。軽度(代償性)か重度(非代償性)かによって給付金額が異なります。
給付金制度では最も重篤な病態の一つとして扱われ、最大3600万円の給付対象となります。
ウイルスを「排除」するのではなく「抑え込む」薬であり、長期服用が必要なケースが多いですが、肝炎の進行を食い止める効果が高いとされています。
核酸アナログ製剤とは異なり、一定期間(半年〜1年など)の使用でウイルスの沈静化や排除(HBs抗原の消失)を目指す治療法です。
検査項目・数値
血液検査の結果(マーカー)を見ることで感染の状態がわかります。
血液検査でこれが「陽性(+)」であれば、現在体内にB型肝炎ウイルスがいることを意味します(感染者であることの証明)。
現在、体内にB型肝炎ウイルスが存在しない(感染していない)ことを意味します。この場合、給付金の対象にはなりません(ただし、既往感染などで例外的に対象となるケースが極めて稀にありますが、基本的には対象外です)。
過去に感染して治癒した人や、ワクチンの接種を受けた人は陽性になります。
「高力価陽性」であれば持続感染の可能性が高く、「低力価陽性」であれば一過性感染(過去に感染して治った)の可能性が高いと判断されます。
日本の集団予防接種等で広がったのは主に「ジェノタイプAe以外」です。ジェノタイプAeは成人後の性交渉等による感染が疑われるため、給付対象外となることが多いです。
肝細胞が壊れると血液中に漏れ出すため、この数値が高いと「肝臓で炎症が起きている」と判断されます。慢性肝炎の診断等に使われます。
F0(正常)からF4(肝硬変)までの5段階で評価されます。給付金の金額算定において、肝硬変に進行しているかどうかを判断する重要な指標となります。
肝機能が低下して肝硬変が進むと、血小板数が減少する(10万/μL以下など)傾向があります。そのため、肝生検(組織検査)ができない場合などに、病態の推測材料として使われます。
法律・制度用語
B型肝炎給付金では、「20年」が区切りとなります。感染(または発症)から20年が経過していると、請求できる給付金額が大幅に減額されてしまいます。
これが作成されることで、国があなたに給付金を支払う義務が法的に確定します。
裁判で和解が成立した後、この支払基金に対して請求書を提出することで、指定口座に給付金が振り込まれます。