【弁護士による解決のメリット】相手が恐怖心から過剰な減額を求めてきたり、逆に脅迫罪に問われるリスクを防ぐため、弁護士を代理人に立てるのが安全です。将来の未払いを防ぐ公正証書の作成や求償権の放棄条項を含めた示談書を締結し、確実な慰謝料回収を実現します。
不倫の事実が発覚し、いざ慰謝料を請求しようと連絡を入れた際、相手が「自分は公務員だから、職場に知られたり事件化されたりしたら人生が終わってしまう」と、取り乱して泣きついてくるケースは少なくありません。
相手がこれほどまでに怯えている場合、被害者である側としてはどのような点に注意し、どのように交渉を進めるべきなのでしょうか。夕陽ヶ丘法律事務所の弁護士が、公務員である不倫相手に対する実務的なアプローチと、最大限の慰謝料を確実に回収するためのポイントを詳しく解説します。
公務員が不倫の事件化・職場バレを恐れる理由と心理
国家公務員であれ地方公務員であれ、彼らは法律を遵守する立場にあり、高い倫理観が求められます。そのため、不倫というプライベートなトラブルであっても、それが社会的に露見することに対して非常に敏感です。
- 懲戒処分のリスク:国家公務員法や地方公務員法では、「全体の奉仕者」として信用を失墜させる行為が禁止されています。不倫自体が直ちに免職になるわけではありませんが、職場に悪質なトラブルとして持ち込まれたり、社会的な問題に発展したりした場合、停職や減給といった重い懲戒処分を下される可能性があります。
- 昇進・キャリアへの影響:人事評価において、不品行による処分歴は致命傷となります。昇進の道が閉ざされたり、左遷されたりすることで、将来の給与や退職金にも大きな損害が生じます。
- 周囲からの社会的信用の失墜:職場や家族、地域社会に不倫の事実が知れ渡ることで、これまでの人間関係や社会的地位が一気に崩れ去ることを極度に恐れています。
このように、相手は「一刻も早くこの問題を穏便に、かつ自分の職場や周囲に知られずに終わらせたい」という強い心理状態にあります。この心理状況を正しく理解し、冷静に交渉の主導権を握ることが重要です。
泣き落としに惑わされず、冷静に交渉を優位に進める方法
相手が泣きついてくると、同情してしまったり、早く解放されたいという思いから相手の言い値や条件で妥協してしまったりする方がいらっしゃいます。しかし、ここで相手のペースに乗ってしまうのは得策ではありません。
感情に流されず、書面での証拠固めを優先する
相手がどれほど謝罪し、泣きついてきたとしても、その言葉を口頭で信じるのは危険です。「二度と会いません」「誠意を見せます」という言葉だけでは、後になって「脅されて無理やり言わされた」などと翻意されるリスクがあります。 まずは、不貞行為の事実を認める供述や、謝罪の意思を録音やLINEのメッセージ、直筆の誓約書などの形として確実に残すことが先決です。
適正かつ高水準の慰謝料を請求する根拠を持つ
相手の弱みにつけ込む形にはなりますが、不倫によって精神的な苦痛を受けた側には、正当な慰謝料を請求する権利があります。 公務員は比較的安定した収入と社会的信用基盤を持っているため、無職や収入の不安定な相手に比べて、慰謝料の支払資力が十分に存在ケースが多いです。裁判所が認める相場以上の金額や、最高額水準での請求であっても、一括での支払いを飲ませやすい素地があります。
一括回収と法的拘束力を高める示談書の重要性
相手が事件化を恐れているうちに、確実に慰謝料を回収し、今後の平穏を勝ち取るためには「合意内容を書面化すること」が絶対条件となります。
- 慰謝料の金額と支払い期限の明記:いつまでに、指定の口座へいくら一括で振り込むのかを明確に記載します。分割払いにすると途中で連絡が取れなくなるリスクがあるため、公務員としての信用力を背景に原則として一括払いを要求します。
- 接触禁止条項(接近禁止・連絡禁止):今後、二度と連絡を取り合わないこと、配偶者やあなたに近づかないことを約束させます。万が一違反した場合には、違約金を支払う旨のペナルティを設定しておくと非常に効果的です。
- 清算条項の確認:この示談書に定めた事項のほかには、お互いに何ら債権債務がないことを確認する「清算条項」を入れ、後から追加で請求されるトラブルを防ぎます。
ここで注意しなければならないのは、相手の恐怖心を煽りすぎて「脅迫罪(刑法第222条)」や「強要罪(刑法第223条)」に問われるような言動(「職場にビラをまく」「クビにしてやる」と大声で脅すなど)をしてはならないという点です。法律の枠組みを超えた過度な脅しは、かえって相手に逆転の口実を与えてしまうことになりかねません。
弁護士を代理人に立てることで、さらに確実な解決へ
「公務員である相手と直接やり取りするのは精神的に負担が大きい」「相手が誠実に対応してくるか不安である」とお感じであれば、弁護士を代理人として立てることを強くおすすめします。
弁護士が代理人として通知書を送付することで、相手に対して法律上の正式な手続きが進んでいることを重く認識させることができます。相手は「弁護士が出てきたということは、下手な嘘や引き延ばしは通用せず、本当に職場や公にされてしまうかもしれない」と焦るため、交渉が極めてスムーズに進むケースがほとんどです。
また、法的に不備のない厳格な示談書の作成や、公正証書(強制執行認諾文言付き)の作成までを一貫してサポートできるため、後々の未払いトラブルを完全に防ぐことができます。
まとめ:相手の焦りをチャンスに変え、泣き寝入りせずに正当な権利を
不倫相手が「公務員だから事件化されたら困る」と泣きついてきた時、それはあなたにとって正当な慰謝料を確実に、そして最高額水準で回収するための最大のチャンスです。
相手の感情やその場の謝罪に惑わされることなく、冷静に証拠を確保し、法的な拘束力を持った示談書を交わすことが、ご自身の平穏を取り戻すための最短ルートとなります。
公的な相談窓口や弁護士会等では、公務員や社会的立場の高い相手とのデリケートな慰謝料交渉において、数多くの実績を有しております。相手に知られずにスムーズに解決したい、納得のいく慰謝料を一括で受け取りたいとお考えの方は、ぜひ当事務所の初回無料相談をご活用ください。あなたの味方となり、最善の解決へと導きます。