💡 この記事のポイント(一問一答まとめ)
Q. 自己破産したら、将来の生命保険や子供の学資保険には二度と入れませんか?
A. いつでも自由に入れます。生命保険の加入審査では個人の健康状態のみが問われ、信用情報(借金や破産の記録)は一切調べられないため、破産手続きが終わった直後からでも新規の保険に加入できます。
自己破産と保険の関係性への誤解
「自己破産をすると、今入っている生命保険はすべて強制解約させられ、さらに一生新しい保険には入れなくなる」と誤解されている方が数多くいらっしゃいます。 万が一の病気やケガへの備え、子供の将来のための学資保険など、保険は生活再建において重要な役割を果たします。正しいルールを知り、必要な保険をしっかりと守り、再構築していきましょう。
手続き中に「解約」になる保険とならない保険
自己破産の手続きを申し立てた際、すべての保険が強制的に解約されるわけではありません。ポイントとなるのは「解約返戻金(解約したときに戻ってくるお金)の金額」です。
多くの裁判所では、「解約返戻金が20万円を超える保険」は財産とみなされ、原則として解約し、そのお金を債権者への配当に充てるルールになっています(※金額基準は裁判所によって異なる場合があります)。 逆に言えば、掛け捨ての生命保険や医療保険、あるいは積立型であっても解約返戻金が20万円未満の保険であれば、自己破産の手続き中であっても解約されず、そのまま継続して加入し続けることが可能です。 もし、どうしても残したい学資保険など(解約返戻金が20万円以上)がある場合は、親族に解約返戻金相当額を援助(自由財産拡張の申し立て等の活用)してもらうことで、解約を免れる方法もあります。
破産後の「新規加入」に制限は一切ない
自己破産の手続き(免責決定)が無事に完了した後は、新たな生命保険や医療保険、学資保険にいつでも自由に加入することができます。 保険会社の加入審査において重視されるのは、「現在の健康状態(持病の有無など)」と「現在の収入に対する保険料のバランス」です。クレジットカードやローンの審査とは異なり、保険会社がCICなどの信用情報機関のデータ(ブラックリスト)を照会することはありません。そのため、「過去に自己破産をしたから保険に入れない」ということは絶対に起こりません。
保険料の支払い方法に注意
破産後に新規で保険に加入する際、一つだけ注意すべき点があります。それは「保険料の支払い方法」です。 多くの保険会社はクレジットカード払いを推奨していますが、ブラックリスト期間中は自分名義のクレジットカードが作れません。そのため、新規加入の際は必ず「口座振替(銀行口座からの引き落とし)」を選択してください。ほとんどの保険会社は口座振替に対応しているため、問題なく契約手続きを進めることができます。
計画的な保険選びで安心の再スタートを
自己破産は、借金という重荷を下ろし、必要なものを見極めて再出発するための手続きです。自分や家族に必要な保障をしっかりと考え、無理のない範囲で保険を再構築しましょう。
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