ブラックリストが原因で「ETCカード」が作れない場合の代替手段:ETCパーソナルカード

【本記事の監修者】
弁護士 井上 正人(大阪弁護士会所属 / 登録番号:第43449号 / 夕陽ヶ丘法律事務所 代表弁護士)
※本記事は、利息制限法、破産法、民事再生法、および多数の債務整理(任意整理・過払い金回収・個人再生・自己破産)の実務実績に基づきわかりやすく解説しています。

Q 債務整理でブラックリストに載ってクレジットカードが作れないのですが、高速道路で使えるETCカードを審査なしで手に入れる方法はありますか?
A 【審査なしの仕組み】高速道路会社6社が共同発行する「ETCパーソナルカード(パソカ)」なら、信用情報の審査が一切ないため、債務整理後やブラックリストの状態でも確実に発行できます。事前に最低2万円からのデポジット(保証金)を預ける必要がありますが、カード機能自体は通常のETCカードと同様に全国の高速道路で利用可能です。
【法的解決と生活再建のポイント】借金問題の根本的な解決には、弁護士へ依頼して任意整理や自己破産などの債務整理を行うことが重要です。債務整理により月々の返済負担を軽減または免除してもらうことで生活の立て直しを図りつつ、ETCパーソナルカードを活用して不便のない移動手段を確保することができます。

クレジットカードがなくてもETCは使える?

債務整理を行ってクレジットカードが強制解約されると、それに紐づいて発行されていた「ETCカード」も同時に使えなくなります。 仕事や日常生活で高速道路を頻繁に利用する方にとって、ETCの割引(深夜割引や休日割引など)が受けられないことや、料金所で毎回現金払いをするのは非常に不便で経済的にも負担となります。しかし、クレジットカードがなくてもETCを利用できる確実な方法が存在します。

審査なしで作れる「ETCパーソナルカード」

その解決策となるのが、高速道路会社6社(NEXCO東日本など)が共同で公式に発行している「ETCパーソナルカード(通称:パソカ)」です。 このカードの最大の特徴は、一般的なクレジットカードのような信用情報機関による与信審査が一切ないという点です。したがって、債務整理をしてブラックリストに載っている状態でも、100%確実に発行してもらうことが可能です。

ETCパーソナルカードの仕組みと注意点

ETCパーソナルカードを発行するためには、事前に「デポジット(保証金)」を預け入れる必要があります。デポジットの金額は、毎月の平均利用額などを基準に設定されます(最低2万円から)。 注意点として、このデポジットはあくまで「万が一支払いが滞ったときの担保」であり、毎月の通行料金の支払いには充当されません。実際の通行料金は、ご指定の銀行口座から翌月に引き落とされる仕組みになっています。(カードを解約する際には、デポジットは全額返金されます。)

初期費用としてデポジットは必要になりますが、ETC割引による還元を考えれば、十分にメリットのある選択肢です。 夕陽ヶ丘法律事務所では、借金問題に関する無料相談を受け付けています。一人で悩まず、まずは弁護士にご相談ください。

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