ドア開閉事故(ドアパンチ・バイク接触)の過失割合のポイント
交通事故にあわれた際、相手方保険会社との交渉や各種手続において以下のポイントを把握しておくことが極めて重要です。
- 開けた側の過失90%以上。
弁護士基準(裁判所基準)での適正解決に向けて
交通事故の被害では、保険会社の提示額(自賠責基準や任意保険社内基準)と、裁判所や弁護士が適用する弁護士基準(裁判所基準)との間に大きな乖離が存在するケースが多々あります。
2020年4月の民法改正に伴う最新の法定利率(年3%)や適正な慰謝料計算基準に沿って対応することで、賠償額が増額する可能性が高まります。妥協される前に、まずは当事務所の無料相談をご利用ください。
交通事故被害に遭われた方へ。専門弁護士が、ドア開閉事故(ドアパンチやバイクとの接触事故)における過失割合について詳しく解説します。
車を降ようとドアを開けた際、あるいは駐車中の車が突然ドアを開けたことで起きてしまう「ドア開閉事故」。この事故では、基本的にドアを開けた側(加害者)の過失が非常に重く認定されるのが特徴です。自身の事故の過失割合に疑問を感じている方は、ぜひ参考にしてください。
ドア開閉事故における基本的な過失割合の考え方
ドア開閉事故において、最も重要な判断基準となるのは「どちらがより安全確認を怠ったか」という点です。法律上、車を乗り降りする際は、周囲の安全を確認する義務が厳しく課されています。
そのため、確認不十分のままドアを開けた側には、非常に重い責任が生じることになります。
ドアパンチ事故(駐車中の車と歩行者・隣の車)の基本割合
駐車場などで隣の車にドアをぶつけてしまう「ドアパンチ」や、歩行者にドアが衝突した事故の場合、基本の過失割合は「10:0(加害者10:被害者0)」、またはそれに準ずる極めて高い過失がドアを開けた側に発生します。
- 駐車中の車が突然ドアを開け、通行中の歩行者や自転車に衝突した場合、原則としてドアを開けた側の過失は100%となります。
- 隣の駐車車両に対してドアをぶつけた場合も、加害者が一方的に注意義務違反を問われます。
バイク・自転車走行中とドア接触事故の基本割合
道路上で車が突然ドアを開け、後方から直進してきたバイクや自転車と衝突してしまった場合、基本の過失割合は「開けた側:90% ~ 95% | バイク・自転車側:5% ~ 10%」程度とされるのが一般的です。
バイクや自転車は車の左側をすり抜けて走行することが多いため、自動車のドライバーは降車時に後方の安全をミラーや目視で確認する義務があります。これを怠った責任は極めて重くなります。
過失割合が修正されるケースとは?
原則としてドアを開けた側の過失が90%以上となりますが、事故の状況によっては被害者側にも過失(いわゆる「修正要素」)が認められ、割合が変動することがあります。
被害者側にも過失が問われる具体例
以下のような状況があった場合、被害者側の過失が数%〜数十%プラスされる可能性があります。
- バイクや自転車が著しいスピード違反や前方不注意だった場合
- 交通ルールを無視した危険なすり抜けや追い越しを行っていた場合
- ドアがすでに大きく開いている状態であるにもかかわらず、十分に避けられたのに突っ込んだ場合
ただし、これらはあくまで例外的なケースであり、ドアを開けた側の責任の重さが覆ることは基本的にありません。
ドア開閉事故の被害者が注意すべきポイント
納得のいく損害賠償を受け取るためには、事故直後の対応と証拠の確保が不可欠です。ドア開閉事故に巻き込まれた際は、以下のポイントに注意してください。
1. 警察を必ず呼ぶ
「お互い怪我はないし、これくらいなら…」と口頭での示談やその場での解決は絶対に避けましょう。必ず警察を呼び、交通事故として処理してもらう(人身事故または物損事故の届け出)ことが、後々の適正な過失割合の交渉に必須となります。
2. 現場の証拠を残す
- 事故車両の位置関係がわかる写真や動画
- 相手の車のドアの破損状況や、自身のバイク・自転車のキズの写真
- ドライブレコーダーの映像(自身または周囲の車両のもの)
これらの証拠は、相手が「ドアは少ししか開けていなかった」「相手が急に突っ込んできた」などと嘘の主張をした際の強力な対抗手段となります。
3. 保険会社との示談交渉は慎重に
加害者側の保険会社から、本来の過失割合よりも低い数値(例:「こちらが80%、そちらが20%です」など)を提示されるトラブルが後を絶ちません。保険会社の提示をうのみにせず、過去の裁判例に基づいた適正な割合であるかを精査する必要があります。
もし過失割合で揉めてしまった場合や、納得がいかない提示を受けたときは、交通事故に強い弁護士への相談を強くおすすめします。弁護士が代理人として交渉することで、本来の適正な過失割合や慰謝料を引き出すことが可能です。
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