小児(子ども)の高次脳機能障害の発見のポイント
交通事故にあわれた際、相手方保険会社との交渉や各種手続において以下のポイントを把握しておくことが極めて重要です。
- 学校成績低下
- 行動変化の観察。
弁護士基準(裁判所基準)での適正解決に向けて
交通事故の被害では、保険会社の提示額(自賠責基準や任意保険社内基準)と、裁判所や弁護士が適用する弁護士基準(裁判所基準)との間に大きな乖離が存在するケースが多々あります。
2020年4月の民法改正に伴う最新の法定利率(年3%)や適正な慰謝料計算基準に沿って対応することで、賠償額が増額する可能性が高まります。妥協される前に、まずは当事務所の無料相談をご利用ください。
子どもが交通事故に遭った後、外見上のケガが治ったにもかかわらず、以前とは違った様子が見られる場合、それは高次脳機能障害のサインかもしれません。子どもの高次脳機能障害は、大人のように明確な言語障害などが現れにくく、周囲が気づきにくいという特徴があります。
交通事故の被害に遭ったお子さんの変化に心を痛めている保護者の方に向けて、見逃してはならない初期症状と、専門家への相談の重要性について解説します。
子どもの高次脳機能障害とは?大人のケースとの違い
交通事故による頭部外傷が原因で脳がダメージを受けると、記憶力、注意力、思考力などに障害が生じる高次脳機能障害を引き起こします。
大人の場合、仕事でのミスや明確な認知機能の低下として現れやすいため気づかれやすい傾向にあります。しかし、子どもの脳は発達途中にあるため、障害が表面化しにくいケースが多くあります。
発達途中だからこそ見えにくい障害
脳のダメージを受けた時点では症状が軽微に見えても、年齢が上がって高度な精神活動や社会性が求められるようになるにつれて、困難が表面化することがあります。
そのため、事故直後は異常がなくても、数ヶ月あるいは数年経ってから「学習についていけない」「集団行動ができない」といった問題が発覚することが少なくありません。
見逃してはならない!学校成績低下と行動変化のサイン
子どもの高次脳機能障害を発見するためには、日常の些細な変化を見逃さないことが重要です。特に学校生活や家庭での様子に、以下のような変化がないか注意深く観察してください。
学校成績の低下と学習面の変化
事故前は普通にできていた学習面において、以下のような著しい変化が見られることがあります。
- これまで理解できていた授業内容が理解できなくなり、成績が急激に低下した
- 漢字や計算をすぐに忘れてしまうなど、記憶力の著しい減退が見られる
- 授業中に集中できず、ぼんやりしている時間が増えた
- 新しい手順やルールを覚えるのに極端に時間がかかるようになった
性格や行動の変化(人格変化)
脳の感情や衝動をコントロールする部位が損傷を受けると、性格や行動に大きな変化が生じることがあります。
- ちょっとしたことでキレやすくなり、感情のコントロールが効かなくなった
- 我慢ができなくなり、衝動的な行動が目立つようになった
- 以前は好きだったことに対する興味を失い、無気力になった
- 場の空気を読めない発言や行動が増え、友達とのトラブルが絶えなくなった
高次脳機能障害が疑われる場合の対応と法的注意点
子どもの様子に上記のような変化が見られた場合、放置してはいけません。早期に対応することが、子どもの将来と適正な損害賠償の獲得において極めて重要です。
1. 専門医による早期の受診と検査
まずは、脳神経外科や小児神経科、リハビリテーション科などの専門医を受診し、事故による脳損傷の影響がないか詳しく検査してもらいましょう。
学校の成績低下や行動の変化が、交通事故による高次脳機能障害に起因することを医学的に証明することがすべての出発点となります。
2. 事故との因果関係の証明の難しさ
子どもの高次脳機能障害は、時間が経ってから症状が顕在化するため、保険会社から「事故とは関係がない」「もともとの性格や学力低下だ」と主張されるリスクが非常に高いです。
学校の成績表や担任教師の証言、事故前後の行動を記録した日記など、客観的な証拠を日頃から残しておくことが大切です。
3. 交通事故に強い弁護士への相談
高次脳機能障害の損害賠償請求は、医学的知識と高度な法務知識が要求される非常に難易度の高い分野です。特に子どもの場合、将来の逸失利益(将来得られるはずだった収入)の算定など、大人とは異なる専門的なアプローチが必要となります。
「もしかして高次脳機能障害かもしれない」と感じたら、症状が固定する前、あるいは示談に応じる前に、交通事故専門の弁護士へご相談ください。被害者であるお子さんの未来を守るため、適正な後遺障害等級の獲得と十分な賠償金請求を全面的にサポートいたします。
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