新人社員の評価項目(入社1ヶ月、入社3ヶ月、入社6ヶ月と段階的な評価項目)を作る
2025/02/27 更新
職務記述書
(1)職務記述書は、仕事の内容とこれを遂行するためのスキルを記載する書面です。
(2)1月目の社員に期待する業務と、3ヶ月目の社員に期待する業務、6ヶ月目の社員に期待する業務を分けて記載することで成長の見える化に繋がります。
新人社員の評価項目
1 新人社員の仕事量は大胆に減らす
(1)例えば、「1年後に30件の案件を管理してほしい。」と思ったら、最初は2件でも十分です。
(2)仕事量は少しでよいので、時間をかけて完璧に仕上げることを求めましょう。
(3)少しずつ仕事を増やしていくことで、新人社員の能力アップを見える化しましょう。
2 仕事のレベルを段階的に分ける
(1)仕事のレベルを「1ヶ月目に要求するレベル」、「3月目に要求するレベル」、「6ヶ月目に要求するレベル」と段階的に分けましょう。
(2)要求される仕事を段階的に記載することで、新人社員の能力アップを見える化しましょう。
(3)また、どのタイミングで新人社員の仕事をチェックし、フォローするかも考えなければなりません。
新人社員は分からないことだらけで、何を聞いてよいのか分からないでしょう。週に1回のミーティングを入れて、そのときにチェックするのがよいでしょう。
レベル1 | タスク | 評価 |
週に一回の会議で、案件の概要と、疑問点を説明できる。 |
レベル2 | タスク | 評価 |
週に一回の会議で、案件の概要と、来週までにすることを説明できる。 (週に一回の会議に向けて、次にすることを明確にする必要があります。) |
レベル3 | タスク | 評価 |
週に一回の会議で、案件の概要と、今週したことの説明をする。 (適宜、次の手を打っており、週一会議には積み残しがない状態となる。積み残しがれば、それを説明する。) |
3 明確な評価基準を設定する。
(1)評価基準を明確にしましょう。明確にならない部分は評価基準から外しましょう。」
(2)例えば、以下のような評価項目は適切でありません。
✕ 責任感をもって仕事をする。
◯ 週に一回の会議で、案件の概要と、来週までにすることを説明できる。
4 評価基準を細かく設定しましょう。
(1)例えば、「一週間以内に書類を提出する。」というタスクは、「3日以内に、お客さんとアポをとる。」「お客さんとアポ後にその日にうちに文書を作る。」に分けられます。
(2)さらに、「指導担当者に調べるべきポイントを確認する。」「その後に文献を調べる。」「調べた文献も一緒に提出する。」という、項目を追加することも考えられます。
(3)指導担当者が、どの業務をどうやって、チェックするかをイメージして作りましょう。
新人社員のモチベーションアップ
(1)はじめから仕事ができる人はいません。新人社員は、仕事のダメ出しをし続けられます。
(2)したがって、新人社員のモチベーションアップのためには、「ほめる」ことが大切です。
(3)細かい評価基準で「出来た。」ことを評価するすることは大切です。