ポイント　「仕事ができる」指導担当は、新人指導において、思考スピードを落とすことをイメージしましょう。

新人指導

（１）新人は経験が足りません。

（２）思ったこと、やったことを上司に訂正される毎日です。

（３）新人は、毎日、否定され続けています。モチベーションが下がるのは当然です。

（４）新人が、ある程度経験を積むまではこのような環境に陥ります。

「仕事ができる」指導担当は、新人指導に向かな。。

（１）「仕事ができる。」指導担当は、猛烈に働き、指示も的確です。
（２）しかし、新人指導には向きません。
（３）新人の思考速度が追い付かないからです。

YES＆BUT法で会話する

（１）「仕事ができる」指導担当ほど、YES＆BUT法で会話すべきです。

（２）これによって、思考速度を落とすことができます。

（３）「時間がもったいない。」でも、「伝わらなければ、もっと、時間がもったいないです。」

YES＆BUT法での会話

例１　

上司

「山田さん（部下）は、A案と思ったのですね。」

上司

　山田さんがA案だと思ったのはなぜですか。

（省略）

上司
「なるほど、山田さんは、◯◯だと考えたわけですね。

「ここの点は●●ですばらしい。」

テクニック

（１）上司は、部下の案をいきなり否定していません。

（２）上司は、部下の案について深堀していきます。

（３）さらに、部下の案の中でほめるべき点を探してほめていくわけです。

（４）ほめ終わってから、本題にはります。

上司
「ところで、例えば、△△を考慮するとどうなるでしょうか。」

（省略）

上司

　そうすると、「A案の課題は、〇〇ですね。」

ポイント

（１）上記の方法では、山田さんの意見をいきなり否定していません。

（２）さらに、山田さんの意見をさらに聞こうとしています。

（３）これが、YES＆BUT法です。