Q 接骨院に継続的に通院したほうが慰謝料の金額は増えるのですか。
2025/06/16 更新
通院慰謝料
(1)まず、通院慰謝料は、通院を余儀なくされた精神的苦痛に対する慰謝料です。そのため通院慰謝料が認められるためには、病院(整形外科等)に通院する必要があります。
(2)また、保険会社は、証拠によって怪我の程度を判断します。怪我の程度を示す証拠の一つが「通院回数」です。
例えば、仕事の都合上病院に行けなかったとしても「仕事の都合上病院に行けなかったのか」、「痛みがなくなって病院に行かなかったのか」を立証することは困難です。つまり、通院回数が少なくなると慰謝料の金額も少なくなります。
したがって、一般的には通院回数が重要になってきます。
整形外科での通院
(1)整骨院等の施術は痛みの緩和等に効果があるということで通院される方も多いですが、「治療」として認められない場合もあります。
(2)少なくとも、整形外科の医師に診断してもらい、継続的に「まだ、治療が必要です。」という診断をしてもらうことが必要です。
(3)受傷部位については専門医を確認後、その専門医に通って頂けるようお願い申し上げます。