【給付金請求と弁護士の役割】重度の病態が認められるほど給付金の額も高額になるため、こうした血液データを含むカルテや検査結果を正確に収集・分析し、国に対して適切な賠償を請求することが弁護士の重要な役割となります。
総コレステロール(T-Cho)・中性脂肪(TG)の低下
総コレステロール(T-Cho)や中性脂肪(TG)は、一般的には高いと生活習慣病のリスクとされますが、これらの脂質も主に肝臓で合成されています。そのため、肝機能が極度に低下した末期の肝硬変や劇症肝炎などにおいては、肝臓で脂質を作り出す能力が失われ、逆にこれらの数値が著しく低下する現象が見られます。
総コレステロール(T-Cho)や中性脂肪(TG)の低下が示す肝不全状態
給付金要件における評価基準
給付金訴訟において、コレステロールや中性脂肪の「異常な低下」は、単なる栄養不良ではなく、重篤な肝不全状態(非代償性肝硬変)に陥っていることを示す補足的な証拠として評価されます。他の重症化マーカー(アルブミン低下、プロトロンビン時間延長など)と一致する場合、病態の深刻さをより強く裏付ける要件該当所見となります。
医療記録として収集すべき書類・証拠
長期間にわたる血液検査結果報告書から、「T-Cho」および「TG」の推移を収集します。特に、かつては正常値だった数値が、病状の進行に伴って急激に、あるいは持続的に低下している経過を示すカルテ記録が重要です。
弁護士が行う法的立証の手順
弁護士は、脂質異常の「低下」という所見を、アルブミンやChEなど他の肝合成能指標とセットで分析します。国に対して、これが投薬や食事制限の結果ではなく、B型肝炎ウイルスの進行による不可逆的な肝細胞の破壊(肝硬変・肝不全)に起因するものであることを医学的根拠に基づいて立証します。
まとめ
コレステロール値の「低下」は、見過ごされがちですが、肝不全を証明する重要なシグナルです。ご自身の検査結果がどのように評価されるか不安な方は、B型肝炎訴訟に詳しい夕陽ヶ丘法律事務所の無料相談をご利用ください。