上司にアイデアを提案するときのコツ

上司にアイデアを提案することは難しい

（１）上司にアイデアを提案してもほとんどが通らない。

（２）何らかのリスクがあるアイデアについては、上司としても簡単にアイデアを採用できない。そして、いろいろな業務に悩殺されている間に忘れ去れてしまう。

（３）上司にアイデアを提案するにはコツがあります。

上司の反応を予想する。上司の立場に立って考える。

（１）相手を説得するのであれば、相手がそのアイデアを採用したいと思う材料を用意する必要があります。

（２）仮に、上司が反対することが予想される場合には、上司の気持ちを動かす材料を用意する必要があります。

上司のタイプで説明を変える

（１）挑戦が好きなタイプの上司には、そのアイデアに挑戦する意義を説明します。

（２）リスクを気にするタイプの上司には、現在のリスクと、そのアイデアによる予防効果を説明します。

実現可能性についても説明する

　アイデアを実行する場合の、全体的な計画、コスト（必要な予算、必要な人手）、他の部署との調整が必要なのかについても説明しなければなりません。

同僚の同意を得る

　同僚の同意を得て、一緒にお願いすれば、そのアイデアが採用される可能性が高まります。

適切な上司に説明する

　協力してくれそうな上司、決裁権のある上司等の、誰に売り込むかも考えなければなりません。

参考

　ハーバードビジネスレビュー２０２２年９月号１１２頁