【基本】訴状の書き方(事件名、訴額、貼付印紙代)
2025/04/28 更新
事件名
(1)訴状には事件名を記載する。
(2)誤解を生まない名称である限りは、事件名は、原告が好きに決めてよい。
訴 状 (省略) 貸金返還請求事件 訴訟物の価格 100万 貼付印紙代 ◯円 第1 請求の趣旨 1 被告は原告に対し100万円及びこれに対する令和5年12月1日から支払済みまで年15%の金員を支払え。 2 訴訟費用は被告の負担とする。 との判決を求める。 (省略) |
訴訟物の価格
(1)訴訟物の価格は、請求の趣旨の価格から以下のルールに基づいて決まる。
(2)いろいろなルールがあるので、「訴訟物の価額 計算方法」でインターネットで検索するのが無難である。
(1)労働者の地位確認など、金銭請求ではない場合には、160万円とされる(民訴費用法4条2項後段)。 (2)2つ以上の請求を編号するときには合算する。ただし、各訴えが実質同一である場合にはその限りではない(民事訴訟法9条1項)。 (3)利息、遅延損害金、など付帯請求については価格に入れなくて良い(民事訴訟規則9条2項) (4)反復継続的な請求については、訴え提起時までの請求金額 +(1か月当たりの請求金額×12か月) |
印紙代
(1)訴訟物の価格が決まれば、印紙代が決まる。
(2)「裁判、印紙代 早見表」でインターネットで検索するのが無難である。