民事訴訟

Q どうやれば、「絞って深い」勉強ができますか。

2026/09/09 更新

司法試験の勉強法

(1)司法試験では、基本的な知識を使って新しい問題を分析する思考力が問われます。
(2)したがって、「広く浅い」勉強ではなく、重要(基本)的な知識について「絞って深い」勉強が必要です。

不安

(1)勉強をしていると、知らない問題(知識)が出てくると不安になってしまいます。そうなってしまうと、ついつい手を広げてしまいます。
(2)予備校の出している択一六法や論証集はかなり危険です。知識の定着は回数が大事です。手を広げてしまうと、全ての項目の記憶が不安定になりがちです。
(3)したがって、「覚える。」「覚えない。」の何らかの基準を持って、覚えるべき知識のヤマをはることが大切です。

重要(基本)とは何か。

(1)試験を作る人の立場になってください。「基本的な知識の応用を問う、よい問題だったね。」と言ってもらいたいでしょう。

(2)重要(基本)的な知識と何でしょうか。それは、3つほど、薄い本のどれにも載っている知識が、重要(基本的)な知識です。

(3)民事訴訟法でいえば、学者の作った演習本を3冊ほど見て、どれもに載っている知識に絞って勉強すれば、正しくやまをはれます。

深く勉強する

(1)深く勉強するのであれば、演習本や過去問で問われている知識を調べることにしましょう。
(2)これをしっかりとインプットできれば、誰よりも詳しい分析ができています。
(3)判例についても、演習本にて、分厚く問われている判例に絞る等の決めことが必要です。
(4)例えば、演習本を活用して、深堀りされている判例にしぼるのであれば、民事訴訟法で勉強すべき判例は、20個もありません。

不要な知識を削る

(1)知識の定着は回数が大事です。深堀りするなら範囲(知識)の取捨選択が必要です。したがって、答案作成に不要な知識は削るイメージです。
(2)「過去問の優秀答案」や、「学者が書いた模範答案」を参考に、通常の受験生では対応しきれていない知識は不要です。

「絞って深い」勉強と経験

(1)長く勉強をしていけば、何度も出てくる問題とそうでない問題が見えてきてます。
(2)法科大学院の授業や、予備校の先生の授業を真面目に聞くことは、正しく、やまをはる方法でもあります。もっとも、この方法は運任せでです。
(3)過去問や演習本を解きながら、インプットする方法はありますが、初学者が問題文から、必要な知識を把握するのは難しいのが現実です。

やまをはって大丈夫か。

(1)司法試験は、8科目もあります。全ての問題で、マイナー論点が出るほうが不自然です。
 広く浅く、不確実な知識で戦うより、やまをはる方が高得点を狙えます。司法試験に合格するだけなら、これで大丈夫です。
(2)知識を広げて勉強するより、「正しくやまをはる」方が、確実な勉強方法です。

弁護士 井上正人
 この記事の著者・監修 弁護士 井上 正人(いのうえ まさと) 大阪弁護士会所属(登録番号:43449) /
弁護士法人夕陽ヶ丘法律事務所 代表

相続や遺産分割、借金問題、既婚者との男女トラブルなど、日常の不測の事態に直面した皆様の心理的なご負担を少しでも和らげ、円満な解決を導くためのサポートを徹底して行っています。どんな小さなお悩みでも、まずは当事務所の事務スタッフがLINEのチャットにて丁寧にお話をお伺いいたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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