ご質問・ご相談などお気軽にお問い合わせください。

TEL 06-6773-9114

FAX 06-6773-9115

受付時間 : 平日10:00 ~18:00 土日祝除く

メールでの
お問い合わせ

予防法務

社員の「正義の声」に対する対応

2024/10/09 更新

社員の「正義の声」

(1)「企業が自社の利益を優先して下請けを虐めている。」「女性が出世できない雰囲気がある。」「日本産とうたいながら、実際には外国産を使用している。」等の社員の正義の声があがってくることがあります。
(2)この声があがっていたときに、経営者はどのように対応すべきでしょうか。

無理するリスク

(1) 内部告発等によって、大きな問題となることが増ええきました。
(2)また、経営者が、社員の声を無視する企業文化が生まれると、最終的に、社員も自分たちだけ真面目に仕事をしているのがばからしい、と考え不正の温床となります。

自社の考え方を再検討し、しっかりと説明、表明しましょう。

(1)まずは、本当の意味で、「嘘をつかずに実現できる、自社の原理原則」を見つめ直す必要があります。
  「実現できない原理原則」は、嘘を生みます。
(2)次に、問題に対して、自社の考えをしっかりと表明しましょう。

対話し、そして、自社の考え(原理原則)を新しくする

(1)社員の声を100%受け入れることはできないかもしれません。それでも、自社として(経営者個人として)の本音で、説明するべきです。
(2)ある特定の考え方には、賛成者と反対者の両方が存在します。真摯に考えた上で結論であれば、かならず賛成者がいます。損得ではなく、自社のビジョンにしたがって、自社の考え方を表明しましょう。
(3)もし、可能であれば、その社員の意見(考え)が両立できる形での経営がありえないか、真剣に考えましょう。いろいろな人の声を受け入れる会社を目指しましょう。

参考

 ハーバード・ビジネス・レビュー2024年11月号118頁以下

「予防法務」トップに戻る

Contact.お問い合わせ

    ※個人情報の取り扱いについては、プライバシーポリシーをご覧ください。