この記事の要点まとめ
血液検査、画像検査(エコー・CT等)の自己負担分が年2回まで無料(全額還付)になる仕組み。
B型肝炎の給付金制度では、肝炎の症状が出ていない「無症候性キャリア」の方であっても給付金の対象となります。さらに、無症候性キャリアとして和解された方には、将来的な発症リスクに備えるための「定期検査費用支給制度」という手厚いサポートが用意されています。
ここでは、血液検査や画像検査(エコー、CT、MRI等)の費用が助成される、この制度の仕組みと手続きについて詳しく解説します。
定期検査費用支給制度とは
無症候性キャリアの方は、現在は症状がなくても、将来的に慢性肝炎や肝硬変、肝がんへと進行するリスクを抱えています。そのため、定期的な医療機関での検査を通じて、肝臓の状態を継続的にモニタリングし、早期発見・早期治療につなげることが非常に重要です。
国は、和解した無症候性キャリアの方が経済的な負担を気にせず検査を受けられるよう、定期検査にかかる費用を年2回(または年4回※一定の要件を満たす場合)まで実費支給する制度を設けています。
助成の対象となる主な検査内容
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血液検査:肝機能を調べるAST(GOT)・ALT(GPT)などの生化学検査、腫瘍マーカー検査など
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画像検査:超音波(エコー)検査、CT検査、MRI検査など
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初診料・再診料:これらの検査を実施した際の診察費用
保険適用となる検査の自己負担分(通常3割)が、この制度によって実質的に無料(全額還付)となります。
検査費用支給の申請手続きの流れ
検査費用の支給を受けるためには、事前に裁判で和解を成立させておくことが大前提となります。和解成立後、社会保険診療報酬支払基金(支払基金)に対して以下の手続きを行います。
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受給資格の登録:まず、支払基金に対して無症候性キャリアとしての定期検査費用の受給資格があることを登録します(初回のみ)。
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医療機関での受診と支払い:通常通り医療機関を受診し、窓口で検査費用を一旦支払います。その際、必ず領収書と診療明細書を受け取り、大切に保管してください。
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支払基金への請求:所定の「定期検査費用支給請求書」に、医療機関で受け取った領収書・明細書(原本)などの必要書類を添えて、支払基金へ郵送します。
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費用の還付:支払基金での審査完了後、ご指定の銀行口座へ自己負担分の検査費用が振り込まれます。
申請時の注意点
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対象外の費用:B型肝炎の定期検査とは無関係の疾患にかかる検査費用や、文書料(診断書作成費用など)は助成の対象外です。
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領収書の保管:窓口で発行された領収書や診療明細書を紛失すると、支給を受けられない可能性があるため、大切に保管してください。
まとめ
無症候性キャリアの方にとって、給付金の受け取りだけでなく、その後の健康管理を支える「定期検査費用の助成」は非常に重要な制度です。将来の不安を少しでも軽減するためにも、和解手続きを進め、この制度を積極的に活用することをお勧めします。
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