超音波エラストグラフィ(FibroScan)の「kPa数値」で肝硬変を証明する技術
フィブロスコア(例:12.5 kPa以上等)による、肝生検なしでの肝線維化(F4・肝硬変)立証。
身体への負担が大きい「肝生検」の壁
B型肝炎訴訟において、病状が「肝硬変」と認められた場合、給付金の額は2,500万円(発症から20年経過後は大幅に減額されますが)と、慢性肝炎の場合よりも高額になります。そのため、ご自身の病状が肝硬変に進行していることを正確に立証することは極めて重要です。
しかし、肝硬変であることを裁判で証明するためには、かつては「肝生検(かんせいけん)」という検査結果が原則として求められていました。肝生検とは、お腹の上から肝臓に直接専用の針を刺し、肝臓の組織の一部を採取して顕微鏡で調べる検査です。診断は確実になりますが、数日間の入院が必要で、出血のリスクや強い痛みを伴うなど、患者様の身体的・精神的な負担が非常に大きい検査でした。
肝生検なしで肝硬変を証明できる「フィブロスキャン」
現在では、医学の進歩に伴い、裁判の運用も大きく変わってきています。身体に針を刺す肝生検を行わなくても、「フィブロスキャン(FibroScan)」と呼ばれる超音波を使った最新の検査機器の数値を用いることで、客観的に肝硬変(肝線維化F4相当)を立証することが可能になっています。
フィブロスキャンは、肝臓に振動を与え、その伝わる速度を測ることで「肝臓の硬さ(線維化の進行度合い)」を数値化(kPa:キロパスカルという単位)する検査です。エコー検査と同じように体の表面から測定するため、痛みも全くなく、数分で終わる非常に安全な検査です。
裁判においても、このフィブロスキャンによる測定値(フィブロスコア)が一定の基準値(例えば12.5 kPa以上など)を超えており、かつ他の血液検査や画像所見と矛盾しない場合、肝生検と同等に「肝硬変(F4)」に至っていると客観的に推認されるようになっています。
痛みを伴わない検査で適正な給付金を
「昔、医師から肝硬変の疑いがあると言われたが、痛い検査(肝生検)が嫌で確定診断を受けていない」という方は少なくありません。しかし、現在の医療技術と訴訟の運用であれば、身体に負担をかけずに肝硬変の証明ができる可能性が十分にあります。
適切な給付金を受け取るためには、最新の医療に関する知識と、それを裁判でどのように証拠として活用するかという専門的なノウハウが不可欠です。
夕陽ヶ丘法律事務所では、B型肝炎訴訟に関する無料相談を受け付けています。着手金0円の完全成功報酬制ですので、まずはお気軽にご相談ください。
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