リアルタイム組織エラストグラフィ(RTE)やMRエラストグラフィ(MRE)の証拠力
最新のMRIエラストグラフィによる肝硬度測定結果の、裁判における肝硬変推認の客観的評価。
肝硬変の立証における画像診断の進化
B型肝炎訴訟で「肝硬変(給付金2,500万円の対象)」の認定を受けるためには、肝臓の細胞が線維化し、硬く縮んでしまっている状態(F4相当)であることを国に対して証明しなければなりません。
昔の裁判では、お腹に太い針を刺して肝臓の組織を直接採る「肝生検」が最も確実な証拠とされていました。しかし、この検査は身体への負担や出血リスクが大きいため、現在ではより安全な「画像診断技術」を用いた証明方法が広く認められるようになっています。
その中で最も新しく、かつ極めて精度の高い客観的な証拠として注目されているのが「MRエラストグラフィ(MRE)」による検査結果です。
MRIエラストグラフィ(MRE)とは
MRエラストグラフィ(MRE)とは、病院のMRI装置を使用して、肝臓全体の「硬さ(肝硬度)」をカラー画像として視覚化し、正確に数値化する最新の検査方法です。
体の外から特殊な振動波を送り、それが肝臓内を伝わる様子をMRIで撮影・解析します。超音波を用いたフィブロスキャン検査よりもさらに広い範囲の肝臓の状態を一度に評価できるため、脂肪の多い方や腹水がある方でも高い精度で測定できるという特徴があります。検査自体は通常のMRI撮影と同様で、放射線の被ばくもなく痛みも全くありません。
裁判における客観的評価の高さ
裁判において、国は証拠の「客観性」と「正確性」を非常に厳しく審査します。医師の主観的な所見(「触診で硬く感じた」など)だけでは、肝硬変として認められないケースがほとんどです。
しかし、MRエラストグラフィによる肝硬度測定結果は、コンピューターによって算出された極めて客観的な数値データです。この数値が一定の基準(肝硬変を示す高い硬度)を満たしており、血液検査などの他の所見と矛盾していなければ、肝生検を行わなくても「医学的に肝硬変に至っている」と強力に推認する証拠として裁判所で高く評価されます。
より確実な給付金請求のために
医学の進歩により、患者様の負担を抑えつつ、より正確に病状を証明できるようになってきています。現在のご自身の状態が「慢性肝炎」なのか「肝硬変」なのかによって、受け取れる給付金の額は大きく異なります。適正な評価を受けるためには、最新の検査結果を法的にどう活用するかの見極めが不可欠です。
夕陽ヶ丘法律事務所では、B型肝炎訴訟に関する無料相談を受け付けています。着手金0円の完全成功報酬制ですので、まずはお気軽にご相談ください。
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