【コンセプト】学生に伝えたい、民事訴訟の実務
2025/04/11 更新
民事訴訟は難しい
(1)民事訴訟は難しい。その理由の一つが、多くの人が民事訴訟を経験したことがないために、イメージができないことが原因です。
(2)民事訴訟の基本書の記載も、抽象的な表記が多く、理解しにくいところがあります。
基本書を書いた学者の多くは、民事裁判そのものを経験しておらず、記載が抽象的となりがちです。
(3)私自身は、弁護士として10年を経て、民事訴訟の手続が少しずつ見えてきました。
そこで、私自身が、民事訴訟を勉強し直すことに意義があると考えました。
社会科学とは一つの石を積むこと
(1)「社会科学とは一つの石を積むことです。」とは、私の大学時代のゼミの先生が教えてくれた言葉です。
(2)法律は社会科学であり、先例を前提に一つづつ積み重ねることです。
(3)私の経験が、社会の役に立てばと考えました。
ターゲット
(1)読者としては、大学生もしくはロースクール生に対し実務を説明すること(初学者に実務を伝える)を目的とします。
(2)大学生もしくはロースクール生が、民事訴訟法の基本書を読むときに、実際の民事訴訟をイメージできることを目的とします。。
レベルと範囲
(1)情報量が増えれば、全体的に分かりにくくなります。したがって、方針を決めたいと思います。
(2)民事訴訟の第一審での手続を中心に、学生に簡単に説明することをイメージして作りました。