Q 事業承継の手順を教えて下さい。
2026/04/11 更新
このページを印刷事業承継
(1)創業者は、以下の過程で事業承継を検討することになります。
(2)創業者にとっては、自分の会社を他人に引き継がせることは死を意味するに等しい意味を持ち、アイデンティティの一部を失うことになります。
優先順位を決める
1 優先順位
(1)まずは、創業者は信頼できるパートナーを決めて以下のことについて何度も相談して、優先順位を決めるべきです。
(2)事業承継にはいろいろな形がありますが、100点満点の答えがなく、どれを優先するか決めなければならないからです。
2 話し合うべきこと
以下について、創業者は以下について決めなければなりません。
| 自分のこと 自分の富の最大化を目指すのか。できるだけ高く売る手段を目指すのか、適正価格程度にするのか。 事業承継についてどの範囲で公開するのか。 何年ぐらいで事業承継を終わらせることを望むのか。 家族のこと 家族に、会社を継いでほしいと願うのか。 家族に、いくらぐらいの資産を残すのか。 家族が、会社に関与することを望むのか。 社員のこと 社員の雇用の安定を最優先とするのか。 社員に、会社を継いでほしいと願うのか。 取引先のこと 取引先への影響をどのように考えるのか。 |
事業承継の選択肢
事業承継の選択肢は以下のとおりです。
(1)社員や家族に会社を継いでもらう。
一番時間がかかる手段です。経営者を育てる必要があり、かつ、実際に上手くいくかは不明です。
(2)会社を売却する。
納得できる相手に売却するには、2,3年の時間がかかります。
さらに、売却を考えたが、予想以上に苦戦することがありえます。
売却するかどうかは最後まで保留することもできますので、この選択肢が現実的かは、ある程度早い段階で試した方がよいかもしれません。
(3)会社を縮小、閉鎖させる。
会社の規模が大きければ、混乱が大きくなります。
創業者の体力の衰えに応じて、会社の規模を小さくしていく選択肢もあります。
試し、学び、計画を訂正する
(1)優先順位が明確になれば、全ての選択肢を視野に入れて、少しずつ実行すべきです。
(2)上手くいったこと、上手くいかなったことを書き出して、整理し現状をまとめて、
最終的には計画書を作って、さらに、訂正していくことが必要です。
参考
ハーバード・ビジネス・レビュー2026年5月94頁以下






