Q 逆パワハラ(部下からのパワハラ)と何ですか。
2025/03/04 更新
逆パワハラ(部下からのパワハラ)とは
(1)逆パワハラ(部下からのパワハラ)とは、部下の上司に対する嫌がらせをいいます。
(2)具体的には、以下のような行為です。
◯上司について虚偽の噂を広める。
◯指示に従わず、報告をしない。
◯上司に対し、暴言等を吐く。
(3)なお、パワハラ(パワーハラスメント)とは、職場において行われる①優越的な関係を背景とした言動であって、②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、③労働者の就業環境が害される行為と定義されます。
したがって、逆パワハラ(部下からのパワハラ)は、これにはあたりあません。
逆パワハラ(部下からのパワハラ)の問題
(1)逆パワハラ(部下からのパワハラ)の問題は深刻です。
(2)管理職の立場は精神的なストレスがかかる仕事であり、上司が潰れてしまう可能性があります。
(3)逆パワハラ(部下からのパワハラ)の被害者は声をあげにくく、事態が深刻化しやすいです。
(4)管理職への定期的な面談をして、悩みを汲み取る仕組みが必要です。
問題社員対策
(1)もともと、問題社員に対しては、複数の人間で対応することが有効です。
(2)上級管理職がマネージメントに一緒に参加することが考えられます。
新人管理職のフォロー
(1)若手や、女性を新たに管理職に就任させた場合には、問題になりやすい傾向があります。
(2)新人管理職には、ベテラン管理職がしばらく付き添う等の対応を必要です。
参考
ビジネスガイド2024年10月号22頁以下