Q データ取集の段階で、データ分析の目的を決めなければならないのはなぜですか。
2026/04/10 更新
データ分析の目的
(1)「数値化する」ということは、「データを取得する」という新しい業務を発生させます。データを取得する目的と明確化し、取得するデータについても限定しなければ、単に業務を増やすことになります。
(2)データ分析をするには、数値化する目的を明確にすることが必要です。
①他と比べることで、異常な部分を見つけることができる
(1)業務プロセスを文章化し、各業務プロセスの数字を入れます。
| ウェブの閲覧数 | ウェブからの問い合わせ | 取引先での面談 (ヒアリング) | ヒアリング後のプレゼン | 契約数 |
| 50件 | 25件 | 3件 | 2件 | 1件 |
(2)各プロセスのどこに問題があるかを見つけて改善を検討できます。
行動目標より、実際の数字が低ければ、そこが「最重要の改善点」です。
同一人物の過去のデータより、実際の数字が低ければ、そこが「最重要の改善点」です。
他の社員のデータより、実際の数字が低ければ、そこが「最重要の改善点」です。
実際の数字が低ければ、そこが「最重要の改善点」です。
参考
岩田圭弘「数値化の魔力 “最強企業”で学んだ「仕事ができる人」になる自己成長メソッド」135頁以下
(3)なお、このような分析をするさいには、業務プロセスについてマニュアル化がされていること、営業トークについても台本が用意されていること、営業トークの研修制度があり、社員が誰でも同程度のパフォーマンスを行える標準化(マニュアル化)が必要です。
②1日の目標を設定できる(仕事を明確にできる)
(1)業務プロセスを文章化し、各業務プロセスの数字を入れます。
| 1日の電話の数 | 電話で3分以上会話できた件数 | 取引先での面談 (ヒアリング) | ヒアリング後のプレゼン | 契約数 |
| 50件 | 25件 | 3件 | 2件 | 1件 |
(2)最終目標が、月に契約10件だとして、1日、何件、電話すればよいのか、1日の目標(仕事の内容)を明確にできます。
(3)プロジェクトについても1か月ごとではなく、「1週間以内にする仕事(できれば、1日以内にする仕事)」を明確にすることで、タスク(何をするのか。)を明確にできます。
③優先順位をつけることができます。
(1)ある会社の8割の売上は、2割の取引先の売上で構成されていている。逆に、8割の取引先との売上は、全体の2割程度しか貢献していないという事象をパレートの法則といいます。
(2)目に見えている問題の原因を分類すると、会社の業務の2割を改善すれば、問題の8割を解決することも可能です(パレートの法則)。
(3)問題の概要を報告してもらい、それらを分類して、「会社の業務のどこが問題となっているのか。」数字化して分析する過程で、「改善方法」の優先順儀を見つけることができます。
参考
三木雄信「孫社長にたたきこまれた すごい「数値化」仕事術」23頁以下
データ取集の段階で、データ分析の目的を決める
(1)どの数字を集めるか、を検討する必要が有ります。数字を集めるまでに、データ分析の目的を決める必要があります。
(2)利益率の低い仕事を廃止する。もしくは、値上げ交渉するのが目的であれば、商品ごとのデータが必要です。
目的を設定しなければ、必要なデータについて議論ができません。
(3)そもそも、データの分析(結果)は、現場の社員の直感(経験)と大きく違った結果を出すものではありません。
しかし、現場の社員は、いつもの仕事に疑問点を持たないのが通常です。「利益率の低い仕事を廃止してもよいのではないか。」「値上げ交渉できるのではないか。」という視点を与えるのは、データ分析者の仕事となります。
参考
三木雄信「孫社長にたたきこまれた すごい「数値化」仕事術」44頁以下






