Q 早期退職では、⑤スケジュールをどのようにして決めますか。
2025/06/26 更新
早期退職
(1)早期退職は、退職金を積み増して退職希望者を募る制度です。
(2)早期退職の目的は、人件費の削減し業績の回復を図る手法です。
募集期間
(1)退職を決めた人のモチベーションが下がったり、引き継ぎ業務が発生したり等の早期退職者の募集期間中、会社の業務が事実上ストップします。
(2)したがって、早期退職では、早期退職の募集(早期退職の発表)から退職日までを4ヶ月程度の短期間で終わらせます。
スケジュール
7月1日 早期退職の公募 各部署のトップによる個別面談 8月1日 早期退職の受付スタート → 早期退職を決めた人は、再就職支援サービスを利用できる。 9月15日 早期退職の受付終了 10月ごろ 希望者の最終出勤日、有給消化のスタート 10月末日 退職日 |
重要なイベント
(1)上場会社では、適時開示(株価に与える重要な情報の開示)として、早期退職制度を発表する。」
(2)募集要項や、説明書類の準備をする。
(3)事前に、労働組合に説明する。
(4)問い合わせ窓口を決める。電話なのか、メールなのか、方法や時間、担当者を決める。
(5)大量の退職手続をする必要があり、その人員を確保する。外注も検討する。
各部署のトップとの定期的な打ち合わせ
(1)早期退職は、退職金を積み増して退職希望者を募る制度です。
しかし、募集だけをしても、退職者を集めることはできません。
(2)まず、ターゲットとなる社員を決めます。
そして、各部署の責任者が個々の社員と話をしてもらい退職をうながします。
(3)最初に、目標となる退職者数を決めます。
人事部等が目標達成を目指して、各部署を責任者に進捗を報告させることになります。