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寄与分・特別受益

介護での貢献や生前贈与による「不公平」を解消し、公平な遺産分割を目指します。

こんなお悩みはありませんか?

  • 長年親を介護してきたのに、他の兄弟と同じ法定相続分なのは納得がいかない...
  • 兄だけが家を建てる際に多額の資金援助を受けていた。これを考慮してほしい...
  • 親の家業を無償で手伝ってきた貢献分を認めてもらいたい...

「公平」を実現するための3つのポイント

1

寄与分の法的な立証

「単なる親孝行」を超えた特別な寄与であることを、介護記録や家計簿などの証拠から法的に主張します。

2

特別受益の持ち戻し計算

過去の贈与履歴を調査し、遺産に加算して計算する「持ち戻し」を行うことで、実質的な平等を確保します。

3

感情的な対立の整理

身内同士で主張しづらい金銭や権利の話を、弁護士が客観的な数値と法的根拠として整理し、対立を最小限に抑えます。

寄与分が認められる5つの類型

寄与分は主に以下の5つのタイプに分類されます。該当する行為があったか確認しましょう。

家事従事型

被相続人が営む事業(農業や自営業など)に無報酬で従事し、財産を維持・増加させた場合。

金銭等出資型

被相続人の事業資金や不動産購入資金を援助し、財産形成に貢献した場合。

療養看護型

被相続人を献身的に介護し、本来かかるはずだった介護費用(付添看護料など)を免れさせた場合。
※なお、相続人ではない親族(例:長男の妻など)による介護の貢献については、寄与分ではなく「特別寄与料」の制度が適用されます。詳しくは特別寄与料の請求サポートをご覧ください。

扶養型

被相続人を長期間扶養し、生活費の支出を免れさせ、財産の減少を防いだ場合。

財産管理型

不動産の管理(賃貸経営の代行など)を行い、管理費用の支出を免れさせた場合。

認められるための証拠例

寄与分を主張するには、口頭での説明だけでなく「証拠」が極めて重要です。

療養看護型 介護日誌、要介護認定資料、診断書、ヘルパーの利用記録、交通費の領収書 等
金銭出資型 預貯金通帳の履歴、送金控え、領収書、不動産売買契約書 等
家事従事型 確定申告書、給与明細(無報酬であることの証明)、従事期間がわかる日記や記録 等

特別受益(生前贈与の持ち戻し)とは?

特定の相続人だけが、生前に被相続人(亡くなった方)から多額の資金援助などを受けていた場合、それを「遺産の前渡し」とみなし、相続分を計算する際に遺産に加算して調整する制度です。これを「持ち戻し」と呼びます。

特別受益によくあるケース

事業資金の援助(開業資金や運転資金など)
住宅購入資金の援助(頭金の支払いや実家の土地の無償提供など)
特別な学費の援助(他の兄弟にはない、医学部など高額な私学の学費や留学費用など)
結婚・結納金、持参金など(ご家庭の一般的な水準を超える多額なもの)

💡 よくある疑問:20年以上前の贈与でも対象になるの?

結論:遺産分割の話し合いにおいては「対象になります」。
例えば、「兄が20年以上前に、事業のために親から3,000万円をもらっていた」という場合、遺産分割における特別受益の持ち戻しには期間制限(時効)がありません。したがって、何十年前の贈与であっても、通帳の履歴などの証拠で証明できれば、遺産分割の際に計算に含めて公平を図ることが可能です。
※注意:「遺産分割」ではなく「遺留分侵害額請求(最低限の取り分を取り戻す手続き)」の場合には、法改正により原則として「相続開始前10年間」に行われた贈与に制限されます。手続きの目的によって期間制限のルールが全く異なるため、証拠の集め方も含めて弁護士への早期相談をお勧めします。

整理・解決の流れ

📋

事実関係の整理・証拠収集

介護の内容、生前贈与の有無、金額、時期などを詳細にヒアリングし、証拠をまとめます。

🧮

修正相続分の試算

寄与分や特別受益を考慮した場合の、各相続人の具体的な「修正相続分」を法律に基づいて算出します。

📣

他の相続人との交渉

試算結果に基づき、他の相続人に対して論理的かつ説得力のある交渉を行います。

⚖️

合意書の作成・調停

協議がまとまれば合意書(遺産分割協議書)を作成。まとまらない場合は家庭裁判所へ調停を申し立てます。

費用について

着手金 33万円(税込)〜
報酬金 獲得した経済的利益の6.6%(税込)〜
実費 戸籍収集、印紙代他(数万円程度が目安)

※具体的な金額は事案の複雑さ、相続人数、遺産額によって変動します。相談時に明快な見積もりを提示します。

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弁護士 井上正人

この記事の監修

弁護士 井上 正人 (いのうえ まさと)

大阪弁護士会所属(登録番号:43449)
弁護士法人夕陽ヶ丘法律事務所 代表

相続や遺産分割、借金問題、既婚者との男女トラブルなど、日常の不測の事態に直面した皆様の心理的なご負担を少しでも和らげ、円満な解決を導くためのサポートを徹底して行っています。どんな小さなお悩みでも、まずは当事務所の事務スタッフがLINEのチャットにて丁寧にお話をお伺いいたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。

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