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予防法務

ハードワークをやめよう

2025/03/08 更新

ハードワークをやめる

(1)働きすぎで、精神を不調にさせる者がでくこともあります。バーンアウト(燃え尽き症候群)
(2)女性が働きやすい職場(育児を支援する職場)を作るには、長時間しなくても成果を出せる会社にすることが必要です。
(3)このためには、以下のことが重要です。

①リーダーが考え方を変える。

(1)激務(長時間労働)の会社は、人を採用できなくなります。

(2)次の時代には、働き方を代えなければならないことを、リーダーが宣言する必要があります。

(3)経営層のレベルで、「古き良き時代のハードワークを続けるべき。」という意見も出るでしょう。そのような経営陣は会社から退いてもらう等の覚悟がなければ先には進みません

参考

 ハーバード・ビジネス・レビュー2025年4月号36頁

②段階的な労働時間の削減目標を作り、生産性を測定する。

(1)段階的な労働時間の削減目標を作りましょう。
(2)「売上(利益率) ÷ コスト(労働時間)」で生産性を計算して、その影響を測定していきましょう。
(3)無駄を排除して、生産性を上げることを目標にしましょう。

③組織、オペレーションを見直す

(1)仕事のプロセスの見直しが必要です。その業務を知らない人が、その業務の担当者に対し、「あなたの業務を教えてほしい。どうやっているのか、なぜ、その業務が必要なのか。その業務を無くせる部分と、無くせない部分はどこか。」と聞くことで、集中的な議論を巻き起こしましょう。
(2)外注できる部分は外注化するなど、戦略的な部分(差別化できる部分)を社内に残してこれを選択と集中を行いましょう。

参考

 ハーバード・ビジネス・レビュー2025年3月号70頁

④デジタル化する。ITツールを活用しましょう。

(1) デジタル化、IT化を促進しましょう。
(2) 事業全体をデジタル化、IT化することを目指してはなりません。企業の課題部分を中心に集中的なデジタル投資が必要です。
(3) 部分的なデジタル化ではなく、事業全体を見た上で、最適化を検討しなければなりません。あなたの企業の仕組みを一から作るとするとどうするか、という観点からデジタル化、IT化すべき部分を特定すべきです。

⑤人員と仕事量を最適化する

(1)残業時間を把握して、基準を超える部門には、人員増加の投資をしましょう。

(2)確かに、人員を増やすと、生産性が下がるように思える。しかし、実際には、離職や、再雇用、再研修にかかっているコストが下がり財務的にプラスになることもある。人件費と生産性の関係を考慮して、人員増加について適化する基準を探すべきです。

参考

 ハーバード・ビジネス・レビュー2025年3月号70頁

⑥労働時間を削減するためのルールを作る。

 以下のように、労働時間を削減するためのルールを作りましょう。

(1) 金曜日の5時から月曜日の朝までは、電話、メールを禁止しましょう。

(2)午後8時には、オフィスを施錠しましょう。

(3)有給の取得を義務付け、消化しているか管理しましょう。

(4)週4日勤務をトライしてみましょう。

(5)午後5時以降の会議を禁止しましょう。

参考
 ハーバードビジネスレビュー2025年4月号32頁以下 

 ハーバードビジネスレビュー2025年4月号66頁以下

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