従業員エンゲージメントの注意点
2022/08/17
従業員エンゲージメント
(1)社員エンゲージメントとは、社員が仕事を楽しみ、意欲的に仕事ができる環境・関係です。
(2)生産性の向上、離職の防止に役立つといわれています。
従業員エンゲージメントの数値は、高ければ高い方がよいというものではない。
(1)「好きなことをしていると、本来持っている能力を100%発揮できる」という理屈がある一方、幸せは生産性の低下を招くことがあることも指摘されています。
(2)仕事の内、好きなことが占める割合が20%を満たない場合には、肉体的に、心理的にバーンアウトする可能性が高くなるが、20%を超えても、レジリエンスは向上しないという報告もあります。
(3)仕事は「楽しい」だけでなくてよいのです。
参考
ハーバードビジネスレビュー2022年8月号30頁以下
ハーバードビジネスレビュー2022年9月号76頁以下
物理的な福利厚生は、社員の離職率低下と無関係であること
(1)有給休暇等の福利厚生は、採用等にはかかせません。
(2)しかし、無料の昼食等を出すことや、職場にビリヤード台を置くような、物理的な福利厚生は、従業員の離職率の低下には意味を持ちません。
(3)従業員エンゲージメントを高めるには、従業員を労働力ではなく、人として接することが必要です。
ハーバードビジネスレビュー2022年9月号4頁以下
ハーバードビジネスレビュー2022年9月号7頁以下
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