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中小企業のIT化・DX

【IT資産管理】ローカルへのデータ保存と、リスク

2023/12/31 更新

ローカルへのデータ保存

(1)各人が使っているパソコンにデータを残すことを、ローカルにデータを保存するといいます。

 ローカルとは、各人が使っているパソコンのことをいいます。

(2)これに対して、ローカルにデータを残さない方法としては、社外の設備であるクラウドにデータを保存する方法や、社内の設備であるサーバー(NAS)にデータを残す方法があります。

 社員が使っているパソコンではなく、別の設備にデータを保存します。

ローカルへのデータ保存とリスク

(1)ノートパソコンを持ち出して、これを紛失するリスクがあります。パソコン本体(ローカル)へのデータ保存のリスクを下げたいです。

 パソコン本体が紛失しても、クラウドやサーバーにアクセスIする際のID,パスワードを変更すれば情報流出を防げます。

(2)パソコン本体のセキュリティと、クラウドやサーバーのセキュリティではレベルが異なってきます。セキュリティー上は、パソコン本体(ローカル)のデータ保存は避けるべきです。

データをローカルに保存しない方法

1 シンクライアント端末を使う

(1)パソコンを起動させて、いつもどおり仕事しますが、目の前のパソコンで、データの処理や保存をしません。実際には、社内のサーバーにデータが保存されて、そのサーバー内でソフトが動く仕組みがあります。

 見せかけのパソコンを動かす仕組みということで、このような仕組みを仮想デスクトップと呼びます。

 シンクライアント端末とは、パソコンではありますが、実際にはそのパソコンにデータを保存したり、ソフト等を動かさないパソコンのことを言います。

(2)物理的に、パソコンにデータを保存する機能を取り除いた専用端末を使うこともあります。

 パソコンから、データを保存する部分と、データを処理する装置を取り除いて、無線ランを内臓させて、動かすときには、インターネットで繋いで、実際には、サーバーでデータの保存や、ソフトを起動するタイプもあります。

 この場合、物理的に、パソコンにデータを保存する機能を取り除いてしまいます。

(3)もう一つは、ソフトで同じようなことをしてしまう仕組みもあります。

 ログインすると、会社のサーバーに接続されて、その中で仕事をすることになる仕組みです。この場合には、普通のパソコンを使います。

2 専用ソフト

(1)ローカルに保存したデータを定期的に削除するソフトもあります。

(2)パソコンをシャットダウンするときに、毎回、全てのデータを削除します。1台2万円程度の専用ソフトを購入します。

3 ルール設定(ローカルのデータ保存の禁止)と、社員による相互チェック

(1)ローカルのデータ保存を禁止する場合に、一番手軽なのは、社内ルールで、ローカルにデータを保存しないこと徹底するという方法もあります。

 例えば、AさんにBさんのパソコンの使用方法に 問題がないか、ローカルにデータを保存していないかチェックしてもらい報告してもらう方法があります。定期的にチェックする習慣があれば、ルールの定着に結びつきます。

(2)もちろん、ローカルに保存したデータをゴミ箱に入れたとしても、ゴミ箱に入れたデータも復旧することは可能です。しかし、そもそも、どんな方法も完璧な手法は存在しません。大事なことは、ITの仕組みを勉強し、社内にあった形でのセキュリティー対策に本気で取り組むことです。

ローカルのデータを削除する

(1)定期的に、パソコンのローカルに残っている不要なデータを削除すべきです。

(2)一般論としては、「パソコンの動きを速くする。」もしくは、「パソコンの動きを軽くする。」という手法としてインターネットで紹介されています。動画等でも多数紹介されています。

(3)パソコンのメンテナンスとして定期的に行う必要があります。

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