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組織開発

【事業ドメイン】事業ドメイン

2024/03/02 更新

事業ドメイン

(1)事業ドメインとは、企業が経済活動を行う事業領域のことです。

(2)事業ドメインの決定では、以下のことを考慮するべきでしょう。

事業計画と事業ドメイン

(1)事業計画は、現在の状況と、本来あるべき現状(もしくは、将来のあるべき状況)を一致させるために、今の仕事に加えて、タスクを追加することになります。

(2)資源は有限であり、タスクを追加することは、他のタスクを中止することでもあります。優先順位を判断して、タスク(既存のタスクと新しいタスク)の取捨選択する必要があります。

(3)①会社の良いところを見つけましょう。②問題を見つけましょう。③②をするための時間を捻出しなければなりません。辞めることを決めなければなりません。

(4)そのためには、事業ドメインの確認が不可欠です。

3W1Hのフレームワーク

 事業ドメインを3W1Hのフレームワークで、事業ドメインを明確にしてみましょう。

①事業内容(What)

 「どんな事業をするのか。」を明確にしましょう。

②狙う市場(顧客)(Who)

(1)顧客(市場)を明確にしましょう。

(2)その事業において、(ア)自社が1番になれること、(イ)利益を出せること、(ウ)熱意をもって取り組めることが必要です。(ハリネズミの概念)

(3)市場(顧客)をニッチにしぼって、選択と集中を行えば1番になれる分野が見つけるはずです。(ランチェスター戦略)。

③会社の強み(ユニーク)( why )

(1)他社には無い会社の強み(ユニーク)を3つ定義しましょう。

(2)ここでの「強み」は、他社には真似できない点(自社が1番になれる点)であることが必要です。

④プロセス(How)

(1)事業内容を各プロセスに分けてみましょう。
  例えば、広告→問い合わせ後の営業→商品販売

(2)各プロセスにおいて、どのような仕組みで、会社の強み(ユニーク)を支えているかを明確にします。

 〇 販売 ネット販売で直販      (営業コストをカット)

    ↓

 〇 製造 自社生産          (生産コストをカット)

    ↓

 〇 納品 外部の輸送業者に輸送を依頼 

顧客との約束

(1)各プロセスにおいて、会社の強み(ユニーク)を支える会社の仕組みを、顧客との約束として書き出しましょう。

(2)顧客との約束を、お客さんにどのように見える化するかも検討が必要です。例えば、「ピザを30分で届けます。30分を過ぎたら無料にします。」と約束することは、見える化の一つです。(RTB(Reason To Believe)「信じるに足る根拠)

(2)例えば、「会社の強み(ユニーク)をスピードとする」と以下のようになります。

HPでの集客     

   問い合わせから半営業日以内に折り返しの連絡をします。

 ↓

顧客のニーズのヒアリング

   1週間以内に、アポイントをとります。

 ↓

サービスの提供

   3週間以内に、設計、製造、納品いたします。

 ↓

1年後のフォロー

弾み車の法則

(1)会社の強みを強化していることで、さらに強みを強化されていく、好循環を作る必要があります(弾み車の法則)。

(2)弾み車の法則とは、「広告宣伝費を削って安売りする。→ 安売りが口コミで広がって売り上げがアップする。→仕入れの量が増えてさらに、値段を下げる。」という好循環のことをいいます。

参考

 Gino Wickman「TRACTION トラクション ビジネスの手綱を握り直す 中小企業のシンプルイノベーション」65頁以下

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