【マーケティング】USP
2023/07/27 更新
USP
(1)USP(Unique Selling Proposition)(ユニーク、セリング、プロポジション)は、あなたの強み(お客様から見てあなたを選ぶ理由)を関係に文章にしたものです。
(2)他社と違って、あなただけが持っている強みであることが必要です。
USPの探し方
(1)USPは、お客様との約束です。
(2)お客様がどんなニーズを持ち、あなたを選んでくれる理由に注目すれば、見つけることができます。
(3)USPは、本当に、お客様との間で約束できるものにしなければなりません。
例
お客様の立場でのアドバイス(絶対に嘘をつかないこと)
幅広い品ぞろえ
他社と比べて低価格であること
利便性(立地、在庫切れ無し、迅速なサービス)
最高級の品質
十分な説明、十分なサポート
低いマージン
その他、競合にはない独自の強み
価格が安いというUSPの例
普通、家を建てると、1㎡あたり〇円かかります。当社は、同じクオリティーで半額です。
品揃え
〇〇の専門店。商品数は10万点。〇〇の専門として、日本一の品揃え
参考
木下勝寿「ファンダメンタルズ×テクニカル マーケティング Webマーケティングの成果を最大化する83の方法」91頁
ジェイ・エイブラハム 「新訳 ハイパワー・マーケティング あなたのビジネスを加速させる「力」の見つけ方」61頁以下
ランチェスター戦略とUSP
(1) 万人に気に入られることは不可能です。
(2) 顧客を絞り、その特定の条件を満たす顧客にとって、1番ベストな理由を探します。
先制マーケティング(早期の認知形成を狙う)
他の商品と差別化がない特徴であっても、あまり知られていない商品の特性については、これをUSPとすることが考えられます。
例えば、「ビールを製造する水は、地下1500メートルの下の水を利用している。」という特徴などが、ありえます。
参考
西口 一希「たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング」42頁
ジェイ・エイブラハム 「新訳 ハイパワー・マーケティング あなたのビジネスを加速させる「力」の見つけ方」58頁以下
USPを絶対に実現する
USPは守らなければなりません。仮に、実践できないのであれば、別のUSPを探すべきです。
USPの一貫性
USPを決めたら、宣伝、サービス、接客時の会話を通じて、一貫してこれを実践していくことが必要です。
USPを活用して関係性に投資していく
(1)顧客との関係性を強化できれば、その顧客は継続的に注文をくれて、継続的に利益を得ることができます。
(2)SNS等で、見込み顧客に対しても、自身がどのようなことに力を入れているのか継続的に発信していくことが大切になってきたと言われています。
参考
ジェイ・エイブラハム 「新訳 ハイパワー・マーケティング あなたのビジネスを加速させる「力」の見つけ方」53頁以下