お電話での無料相談 (平日10時~18時) 06-6773-9114
🔍 検索 無料相談を予約する

故人が「有料老人ホームの入居一時金」を残して死亡した場合の返還金

【この記事の監修者】

井上 正人 弁護士(大阪弁護士会所属 / 弁護士法人夕陽ヶ丘法律事務所 代表)

親族が有料老人ホームに入居したものの、予期せぬ他界や早期の退去により、「入居一時金」の返還金が発生するケースは少なくありません。故人が遺した大切なお金であるため、残された相続人としては確実かつスムーズに回収したいところです。

しかし、「どのような場合に返還されるのか」「誰が請求できるのか」「どのような手順を踏むべきか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。この記事では、有料老人ホームの入居一時金の返還金に関する基本的な仕組みや、具体的な請求手順について分かりやすく解説します。

有料老人ホームの入居一時金の返還金に関するQ&A

Q 有料老人ホームの入居一時金は、亡くなった場合全額戻ってきますか?
A 全額が戻るとは限りません。一般的には「初期償却」として契約時に一定割合が差し引かれ、残額が「償却期間(日割り計算など)」に応じて返還される仕組みになっています。契約内容の確認が必要です。

有料老人ホームの入居一時金とは?返還の仕組み

有料老人ホームの入居一時金は、いわば「将来の家賃やサービス費用の一部を前払いする性質」を持つものです。そのため、入居者が亡くなった場合や早期退去した場合には、未経過期間分の費用が返還される仕組みになっています。

ただし、契約内容やホームの運営会社によって計算方法は大きく異なります。トラブルを防ぐためにも、まずは以下のポイントを確認しましょう。

初期償却と償却期間の確認

多くの有料老人ホームでは、契約開始と同時に一定の割合(例:20%〜30%など)が「初期償却」として返還対象外として差し引かれます。 残りの金額についても、あらかじめ定められた「償却期間(例:5年〜7年など)」の間に毎月均等に償却されていきます。

返還金の計算例

例えば、入居一時金が500万円、初期償却が20%(100万円)、償却期間が5年間(60ヶ月)の契約だったとします。 入居から1年(12ヶ月)で亡くなられた場合、残りの48ヶ月分の未経過分が返還金の対象となります。計算式としては以下のようになります。

  • 400万円(初期償却後の残額) × (48ヶ月 ÷ 60ヶ月) = 320万円(返還金)

実際の計算方法は施設ごとの契約書(重要事項説明書)に詳細が記載されていますので、必ず原本を確認してください。

返還金を請求できる人と必要書類

返還金は故人の財産(遺産)にあたります。そのため、誰でも勝手に受け取れるわけではありません。

返還金を受け取る権利を持つ人

返還金は「相続財産」の一部となるため、基本的には「すべての相続人」に帰属します。 遺産分割協議が未了の段階で特定の相続人が単独で受け取るには注意が必要です。また、遺言書がある場合はその内容が優先されます。後々の相続トラブルを防ぐためにも、相続人全員の同意や確認を得て手続きを進めることが重要です。

請求に必要な主な書類

施設への請求手続きでは、一般的に以下の書類が求められます。

  • 施設所定の返還金請求書(相続人全員の署名・捺印が必要な場合が多い)
  • 故人の戸籍謄本(または除籍謄本)
  • 相続人全員の戸籍謄本
  • 相続人全員の印鑑登録証明書
  • 遺産分割協議書(相続人全員で署名・押印したもの)
  • 故人の口座情報および受取人(相続人代表者など)の口座確認書類

施設や自治体によって求められる書類が異なる場合があるため、事前に施設側の窓口へ確認しておきましょう。

施設への請求手順と注意点

返還金をスムーズに受け取るためには、正しい手順で請求を行うことが大切です。以下のステップに沿って進めましょう。

1. 契約書等の確認と施設への連絡

まずは、故人が保管していた「入居契約書」や「重要事項説明書」を探し出し、償却期間や返還金の算定方法を確認します。 内容を把握した上で、有料老人ホームの運営会社に「入居者が死亡したことによる退去手続きと、一時金の返還請求について」連絡を入れます。

2. 必要書類の準備と請求書の提出

施設から送付されてくる(または指定された)返還金請求書などの必要書類を揃えます。 相続人全員の署名・捺印や印鑑登録証明書の準備には時間がかかることもあるため、計画的に進めましょう。書類が揃ったら、施設の指示に従って提出します。

3. 返還金の入金と相続税への配慮

施設側で書類の審査と返還金の計算が行われた後、指定した口座に返還金が振り込まれます。 なお、この返還金は「故人の遺産」として相続税の課税対象になります。受け取った返還金は他の預貯金や不動産などと合算し、必要に応じて相続税の申告手続きを行う必要がある点に注意してください。

有料老人ホームの一時金返還請求は、故人の死後間もない慌ただしい時期に行うことが多いため、見落としや手続きの漏れが発生しやすいポイントです。不明な点が多い場合や、相続人間で意見が割れそうな場合は、早めに弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。

📜 相続トラブル・遺産分割のお悩みは夕陽ヶ丘法律事務所へ

戸籍一括収集から不動産名義変更(登記)・遺産分割協議までワンストップ対応。
親族間の対立や複雑な手続きでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

【夕陽ヶ丘法律事務所の安心対応】
  • 初回相談料: 0円(30分無料)
  • 明確な料金体系: 事前に見積提示・着手金分割相談OK
  • 名義変更・不動産登記: 担当弁護士が直接対応・税理士とも連携
弁護士 井上正人

この記事の監修

弁護士 井上 正人 (いのうえ まさと)

大阪弁護士会所属(登録番号:43449)
弁護士法人夕陽ヶ丘法律事務所 代表

相続や遺産分割、借金問題、既婚者との男女トラブルなど、日常の不測の事態に直面した皆様の心理的なご負担を少しでも和らげ、円満な解決を導くためのサポートを徹底して行っています。どんな小さなお悩みでも、まずは当事務所の事務スタッフがLINEのチャットにて丁寧にお話をお伺いいたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。

この記事に関するご相談はこちら

専門の弁護士があなたのお悩みを解決へ導きます。
まずはお気軽にお問い合わせください。

【日本全国対応・ご来所不要】LINE・お電話で手続完結
初回相談30分無料(※事案により異なる場合があります)
ご相談だけで終了しても費用は一切かかりません

LINEで今すぐ無料相談・24時間WEB予約

お電話での無料相談予約

📞 06-6773-9114 ✉️ メールで無料相談する
電話で詳しく聞く 📞 フォームから予約 📧
TOP
LINE相談
無料相談