【組織開発】サーベイ・フィードバック
2024/01/10 更新
サーベイ
サーベイは、社員意識調査です。社員個人個人の能力の測定ではなく、社内の人間関係、社風を調査する調査です。
サーベイの必要性
カンや経験でなく、職場の人間界、社風を客観的に把握する必要があるからです。
サーベイ・フィードバック
サーベイ(社員意識調査)の結果を使って、職場環境を改善していく組織開発です。
サーベイの流れ
(1)課題の決定
↓
(2)サーベイの実施
↓
(3)問題点の把握
サーベイのよくある誤解・失敗
(1)サーベイをしても、会社の問題点が分かるわけではありません。改善策が出てくるわけではありません。
会社の課題と、それを見える化する手段がサーベイです。
サーベイの結果は、どこが問題で、何が原因で、どこを改善したらよいのか、を答えるものではありません。
サーベイを有効活用するのであれば、会社のどこが問題で、どこが改善したらよいかについてはある程度、仮説を設定し、その改善策の効果を測定するにあたって、どの数字を測定すれば参考になるのか、を検討する必要がありません。
(2)サーベイで集めるデータはポイントを絞る必要があります。データが多すぎても、意味はもちません。
(3)サーベイそのもので問題は解決しません。サーベイを何度も実施するのは意味がありません。もちろん、改善プロジェクトの進捗を確認する方法としては有益です。
参考
坪谷 邦生「図解 組織開発入門 組織づくりの基礎をイチから学びたい人のための「理論と実践」100のツボ」60頁以下
サーベイ・フィードバックについて簡単にまとめれています。
中原淳「サーベイ・フィードバック入門 データと対話で職場を変える技術 これからの組織開発の教科書」
サーベイ・フィードバックの概略が書かれています。