PPDACのサイクル
2024/01/10 更新
PPDACのサイクル
(1)PPDACのサイクルは、課題を解決するために、データを集めるための手順です。
(2)データを集めるには、どんなデータを集めるのか計画が必要です。そして、その計画を立てる際には、ある仮説を立てて、仮説を前提に、データを集めることになります。
(3)データは回答をしてくれません。仮説を立てて、その仮説をデータで確かめる。もしくは、データの傾向から新しい仮説を推察するのです。データが自動的に回答を出してくれることはありません。
①Problem(問題を設定する)
例えば、落とし物を減らすという目的を立てます。そして、落とし物を分析すれば、落とし物を減らせる手立てを打てると仮説を立てます。
②Plan(計画を立てる)
(1)どのような情報を集めるか決めます。例えば、傘など、天気と忘れ物が関係すると考えれば、天気と忘れ物の情報を集めます。
(2)例えば、傘、ふでばこ、鉛筆など、どのような分類で情報するかを決めます。
③Data(データを集める)
データを集めます。
④Analysis(データを分析する)
出てきた結果を分析します。
⑤Conclusion(結論を出す。)
(1)例えば、男の子はハンカチを忘れる傾向が高いという分析結果があれば、これを前提に解決策を考えらえるかもしれません。
(2)結果を踏まえて改善策を実施しその効果を測定したり、別の仮説を立てて、①に戻ります。
参考
渡辺 美智子 (監修)「小学5・6年生向け 統計【基礎編】」 16頁~18頁