残業代の計算

Q フレックスタイム制については、上手く活用するのが難しいのは何故ですか。

2026/09/06 更新

フレックスタイム制と時間管理

(1)フレックスタイム制度では、社員が働く時間を自由に決めれる制度です。しかし、その時間の使い方が正しいのか、仕事の成果と時間管理の両方をチェックする必要があるが、マネージメントコストが増えすぎてうまく運用するのが難しいというのが本音です。
(2)例えば、営業担当者に、事業場外みなし労働時間制を適用する場合には、労働時間については話し合って概算します。これに足しいて、給与は営業成績に基づいて、残業時間を考慮したうえで、1時間当たりの時給単価を計算して支払います。
(3)これに対して、フレックスタイム制度では、社員が自分で労働時間を打ち込みます。上司が当該社員の仕事の成果をチェックして、その労働時間での仕事として問題ないかをチェックして問題があれば、改善点を話し合う必要があります。
(4)成果だけをチェックすればよい、事業場外みなし労働時間制と比べれば、管理コストが膨大で現実的には、ノーチェックになりがちです。

フレックスタイム制度と時間管理の難しさ

(1)働く時間が違うので、当該社員の仕事のやり方に問題があっても気が付くのは難しいです。
(2)仮に、作業時間が分断されていれば、当然、作業効率が下がり長時間労働になることが多いでしょう。
(3)フレックスタイム制度の適用社員について、当該社員が申告する労働時間をそのまま放置すれば、トラブルになりますが、現実的なチェックは難しいのが現実です。

労働密度の管理

(1)フレックスタイム制度を適用させるのであれば、日報を提出させ、1日の労働時間と1日の成果を簡単に見れるようにしましょう。
(2)可能であれば、通常時間の出勤する日を週に1日以上は設定し、その日の日報とフレックスタイムをした日の日報を比べるのがよいでしょう。
(3)フレックスタイム制度は管理が難しい制度であり、本音としては上手く活用するのが難しい制度です。

弁護士 井上正人
 この記事の著者・監修 弁護士 井上 正人(いのうえ まさと) 大阪弁護士会所属(登録番号:43449) /
弁護士法人夕陽ヶ丘法律事務所 代表

相続や遺産分割、借金問題、既婚者との男女トラブルなど、日常の不測の事態に直面した皆様の心理的なご負担を少しでも和らげ、円満な解決を導くためのサポートを徹底して行っています。どんな小さなお悩みでも、まずは当事務所の事務スタッフがLINEのチャットにて丁寧にお話をお伺いいたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。

「残業代の計算」トップに戻る

Contact.お問い合わせ

ご質問・ご相談などお気軽に
お問い合わせください。