判例(アマゾンには、偽造品を販売する業者が相乗り出品していると申告を受ければ、適切に調査する義務がある。アマゾンには、正規品の販売を合理的理由なく排除しない義務がある。)
2026/08/30 更新
このページを印刷アマゾンの相乗り出品
(1)アマゾンでは、他人が作った商品ページに、同じ商品を追加して販売することができる仕組みがあります。消費者はより安く販売する業者から商品を取得できます。
(2)正規品を販売する正規業者の作った商品ページに、偽造品を販売する業者が相乗りして、偽物を販売することもあります。
(3)また、その偽物に対するクレームでレビューが下がることもあります。
東京地判令和7年4月25日判例タイムズ1546頁173頁
1 事案
正規品を販売していたが、偽物を販売する業者がアマゾンの相乗り出品をしてきたために、損害を受けたとして出品業者がアマゾンを訴えた。
判決
(1)偽造品業者が相乗り出品できないようにする義務がアマゾンンにあるという主張は認めなかった。
(2)偽造品を販売する業者であると申告を受けたことには、アマゾンには適切に調査して同業者を排除する義務がある。
(3)偽造品の販売によって生じたレビューを削除する義務がアマゾンにあるという主張は認めなかった。
(4)アマゾンが誤って正規品の商品ページを削除することがあり、商品を一定期間販売できなかった。アマゾンには、合理的理由がない限り出品者の商品を削除しない義務があり、合理的期間を超えて出品停止措置を解除しなかったアマゾンには義務違反がある。
(5)出品契約において、アマゾンは故意重過失がある場合にも免責されるという免責条項があるが無効である。
参考
判例タイムズ1546頁173頁




