Q 不貞による慰謝料の法的性質について教えて下さい。
2026/06/07 更新
このページを印刷不貞による慰謝料

夫の不貞行為が判明した場合、誰に慰謝料を請求できますか。

夫婦の一方が第三者と不貞行為に及んだ場合、夫婦の他方は夫婦の一方に慰謝料請求できるほか、第三者にも慰謝料を請求することができます。
不貞による慰謝料
不貞による慰謝料は、離婚慰謝料(破綻慰謝料)と、不貞慰謝料に分かれます。
離婚慰謝料(破綻慰謝料)
離婚慰謝料(破綻慰謝料)は、離婚させることを意図して他人の夫婦関係を離婚に至らしめたときの慰謝料です。
離婚慰謝料の消滅時効の起算点は離婚時(から3年)です(最判昭和46年7月23日)。
離婚慰謝料の遅延損害金の起算点は、離婚成立時です(最判令和4年1月28日)。
不貞慰謝料
他人が結婚していることを知りつつ、不貞に至ったことによる、慰謝料を不貞慰謝料と呼びます。
不貞慰謝料の消滅時効の起算点は、不貞の事実等を知った時から(3年)です。
不貞慰謝料の遅延損害金の起算点は、不貞行為時です。
参考
判例タイムス1498号39頁






