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採用・教育

【学ぶ技術】学習する習慣

2024/09/21 更新

「しなやかマインドセット」「硬直マインドセット」

 物事の考え方を、「しなやかマインドセット」「硬直マインドセット」に分ける考え方があります。

「しなやかマインドセット」

 「しなやかマインドセット」は、以下のような行動をする人の考える考え方です。

 成長できることに喜びを感じる。自分が成長できるヒントを探している。

 自分を成長するヒントをくれる人(厳しい意見をいってくれる人)を大切にする、

 他人の意見を取り入れる。

 他人の立場で物事を考える。

「硬直マインドセット」

 「硬直マインドセット」は、以下のような行動をする人の考える考え方です。

 自分の能力(学歴や業績)をひけらかす。成績や結果をなしたことに喜びを感じる。

 自分を褒めてくれる人、自分を慰めてくれる人を大切にする。

 他人の意見を取り入れない。

 他人の立場で物事を考えることはできない。

「しなやかマインドセット」

(1)「しなやかマインドセット」は、学習する前提です。

 「出来る」先輩は、いろいろ試してノウハウを持っています。「出来る」先輩のアドバイスを積極的に活用することは、自分の成長にとって有益です。

 痛烈なフィードバックを受ければ、傷つきます。「「しなやかマインドセット」では、その批判を受けても「自分がどれだけ成長できるか」という点を重視し、その結果のフィードバックを楽しみます。

(2)痛烈なフィードバックを受ければ、傷つきます。「硬直マインドセット」では、他人のからのフィードバックから逃げてしまいます。

そして、他人の意見は取り入れませんし、他人の立場で物事を考えるのが苦手な傾向があります。

 「硬直マインドセット」では、他人と衝突しがちです。他人との距離と取るのか、他人に対し、自分の方が優れている(自分より下の人の意見など聞く価値がない。)という形でバランスをとります。

「しなやかマインドセット」への疑問

Q 「硬直マインドセット」は不幸せか。

A

(1)ビジネスの世界では、新しい知識を勉強したり、未知のことに挑戦せざるをえません。

(2)困難に立ち向かうことができなければ、社会的な地位を失ってしまいます。

(3)「硬直マインドセット」を持っていては、社会人としては自信を失うことが多いでしょう。

Q 「硬直マインドセット」を持っているが、成功している人もいる。これはどう説明するのか。

A

(1)「出来る」先輩は、いろいろ試してノウハウを持っています。「出来る」先輩のアドバイスを積極的に活用できる「しなやかマインドセット」の方が学習に最適だということです。

(2)「硬直マインドセット」を持っていても、他人の意見を聞かず、自分の力だけで最適解を見つけれる人もいます。より強力な才能と努力があれば、成功はできます。

Q 「硬直マインドセット」と「しなやかマインドセット」を持っている人はいるか

A

(1)自信があるから、自分の得意なこと(自分の好きなこと)は挑戦する。しかし、自信がない分野や、気乗りしない分野では、挑戦しないというのは当然のことです。

(2)「しなやかマインドセット」を持っている人も、ある分野については、「硬直マインドセット」を持っていると考えた方がよいでしょう。

Q 「しなやかマインドセット」を持っている人は、自分に勝つこと(努力すること)に重点を置きますか。

A

(1)「しなやかマインドセット」を持っている人は、他人に勝つことではなく、自分に勝つことを重視します。

(2)「しなやかマインドセット」を持っている人は、自分の成長を測定し、これの見える化を好む傾向があります。

(3)「しなやかマインドセット」を持っている人は、あくまでその結果を途中経過として捉えるので、ストレスも少ないです。

Q 「硬直マインドセット」を持っている人は、他人に勝つこと、結果を出すことに重視しますか

A

(1)「硬直マインドセット」を持っている人は結果や、他人に勝つことに拘ります。
 努力しても結果がでなければ、努力が無駄になったと感じます。

(2)「硬直マインドセット」を持っている人は、結果が出ることを恐れる傾向があります。

 その結果として、過去の結果(業績)に拘ります。

Q 「硬直マインドセット」を持っている人は、自信が不足しているだけではないのか。

A

(1)自分たちが得意な分野では、どちらのマインドをもっていても自信の量に違いはありません。(その仕事にストレスを感じるか。その仕事をしたときに喜びを感じるか。)

(2)苦手な分野、未知の分野に飛び込むときに、「硬直マインドセット」では、困難に立ち向かうことができない点が問題でてきます。

(3)あくまで、困難に立ち向かう姿勢の問題です。

Q「しなやかマインドセット」を持つことができるか。

A

 性格の変更になります。困難ですが、可能です。

参考

 キャロル・S・ドゥエック (著)、今西康子 (訳)「マインドセット「やればできる! 」の研究」63頁

「しなやかマインドセット」を育てる環境

 「しなやかマインド」を育てる環境としては、以下のことが考えれます。

1 社員教育への応用

(1)自分が不得意な環境で、(出来ないと言って、何もしない人について)どんな対応をしているかをフィードバックする。

(2)結果を褒めない

 努力の過程や、努力の到達点として結果を褒める。

(3)ミスそのものを叱らない。

 ミスについて、努力出来た点をほめ、努力できない点を叱る。

2 社内認定制度、社内の表彰制度

 社内認定制度、社内の表彰制度を作って、努力の過程を表彰する。

3 社内文化

(1)気付いたことは積極的にフィードバックする社内文化を作る。

(2)新しいことに挑戦する人、愛をもって厳しいことを言う人を評価する社内文化を作る。

参考

 キャロル・S・ドゥエック (著)、今西康子 (訳)「マインドセット「やればできる! 」の研究」

 「しなやかマインドセット」について説明がされています。

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