【仕組み化】1分間エンパワーメント
2024/01/27 更新
エンパワーメント
(1)エンパワーメントとは、組織を構成するメンバーの一人一人が自分で判断して活動できる環境を意味します。
(2)「1分間エンパワーメント」という書物では、以下のようにポイントが述べられています。
経営における重要な情報の共有
(1)経営課題・財務情報等(経営にとって重要な情報)を全て社員に共有します。
(2)機密情報を公開することで、社員への信頼を示します。
(3)経営における情報を公開しなければ、社員がオーナーシップを持つこと(経営者と同じ視点で物事を考えること)は不可能です。
行動指針・ルールの作成
(1)行動指針やルールを整備することは、社員に安全地帯を用意することに繋がります。社員が個々に判断することが可能にするためにも、行動指針・ルールの設定が必要です。
(2)経験を元に行動指針やルールをブラシュアップする仕組みを作ります。メンバーで得た経験を共有し、メンバーの知見を活かせる仕組みを作ります。
現場が主体的に判断し行動することを支援する
(1)部下が上司に質問してくれば、上司は部下に対し、「あなたは(部下)はどう考えるのか。」と質問し直して、考え方をレクチャーします。
(2)部下が失敗を心配していることに気が付けば、上司は、「失敗したらどうなるかを説明し、失敗してもこの程度のことだよ。やってみなさい。」と部下を精神的にフォローします。
(3)人が行動できない理由は、①能力不足か、②モチベーションのどちからが欠けるからです。部下が行動できるように上司が両方をサポートします。
職場の人間関係
信頼できる人間関係が構築されていることが必要です(心理的安全性)。
参考
ケン・ブランチャード 他 (著)、星野 佳路(監訳)「社員の力で最高のチームをつくる〈新版〉1分間エンパワーメント 」31頁